静かな春。

 停電が予定のまま行われて、用事も無いから何てことないのですが、
 「本来世の中はこんなに静かなのだ・・」どうしたわけか感慨深い。
 鳥の声や風の音がはっきりと聞こえて、特に今日は暖かくて裏の畑では菜の花も咲いていて、杉花粉の量が多いみたいで、勿論悲劇的な地震を意識しているけれど、近所を自転車で走ると犬を散歩させている人も多く見かけて「ああ春だな。」
 違和感はコンビニの電気が消えている程度か、同じく消えた信号機の前には警官が旗を持って立っている。
 なんとなく懐かしい姿。
 当たり前ですが大仏様の前にだって観光客は極端に少なくて、これが本来の長谷の姿なのだなと感心。
 オバマで有名になった抹茶アイスを食べているカップルを見かけたけれど、停電なのになんで溶けていないのかなと思った。
 以上は思考がメルトダウンしたみたいな昼間の私。
 もしかしたら、我々が当たり前に感じていた常識は相当に贅沢な仕組みで、つまり普段からこの程度の節電システムがあってもいいのかもしれない。
 日曜日の仕事がまたなくなりそうで、「ウーン!」ここまでキャンセル続きだと流石に不安ですが、でもこればかりはどうしようもない。
 帰宅し手廻し蓄音機でシューベルト即興曲」を聴きました。
 ピアノはエドウィン・フィッシャー。