2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

大晦日は「こうもり」第2幕から

"Br端derlein und Schwesterlein"("Die Fledermaus") とかく人はこういう時に「今年は・・だった。」とか「来年は・・したい。」なんて言葉にしますが、なにも1年の切り替えの時期だけ気合いを入れて宣言する必要はない。 だいたい本気に思っていればそこそ…

ハイCを失敗したボニゾルリの信じられない行動。びっくりです!!

Franco Bonisolli in a mistake "Di quella pira"! Listen!!! 不覚にもこの録音には気がつかないでいた。 話には聞いていた1983年バルセロナでのハイC失敗事件。 こんなもの誰が録音していたのだろう。 極めて価値の高い‘盗み録り‘である。 ヴェルディ…

テノール馬鹿 「女心の歌」 フランコ・ボニゾルリ

Bonisolli - La Donna Mobile 今日あたりから帰省ラッシュでしょうか。 新幹線や空港の混雑は凄いのかなと、考えたくないけれど明後日にはそいつに巻き込まれる。 私は明日午前中に年内ラストの仕事があって、それから年明け1月10日まで休みが続きそうだ…

シルヴィ・ギエムの「ボレロ」

ボレロ シルビ・ギエム Bolero Sylvie Guillem ブロ友の記事を幾つか読ませていただき皆が今年の纏めに入り始めているのだなと少々驚いた。 しかし会社ご勤務ならば年末年始が冬休みなのですから、気持ちに切り替えには具合が良いのでしょうか。 私はクリス…

「続・大人の流儀」 伊集院静

伊集院静さん初の推理小説が発売されたとラーメン屋に置いてあった毎日新聞で知った。 新聞を読まなくなって随分時間が経過したのだけれど、本来新聞は読まなければ馬鹿になると子供のころから思い込んでいて、これは両親からのすり込みみたいなもんで5年位…

「ラ・ボエーム」クリスマスの奇跡

La boheme - ROH 1982 - Act 1 - Part 3/4 - Chi e la - Scusi - Una donna! ≪19世紀パリのラテン街、とある建物の屋根裏部屋。詩人ロドルフォ、画家マルチェルロ、音楽家ショナール、哲学者コルリーネ、ボヘミアン達の共同生活。小銭の入ったショナールは…

熱海に行った。

久しぶりに熱海に行ってきました。 温泉ではなく司会の仕事で呼ばれた。 社交ダンスのクリスマスパーティで、アマチュア発表から始まってディナータイムを挟み最後はプロのデモンストレーションという展開。 これまで各地で数回やっているので勝手は理解でき…

カールマン「チャルダッシュの女王」

Sandor Nemeth Kalman《Die Csardasfurstin》"jaj mamam" Wien Volksoper Loreeさんの記事を見ていてオペレッタっていいなと再認識。 カールマン「チャルダッシュの女王」について書いてみますが、一般論とは若干異なるかもしれません。 登場人物 シルヴァ …

胃の検診と怒り爆発

市の健康診断。 本来であれば誕生日の10月に受けるべきなのでしょうが、なんだか忙しくて遅れて申し込んだら、昨日が内科で今日が胃癌の検査、来週が大腸になってしまい、しかも全部別々の病院だから厄介。 それで今日が一番遠くにある場所だったのだけれど…

カールマン「甘く美しいご婦人方よ」 ルドルフ・ショック

Rudolf Schock - Wenn es Abend wird 1958 先日、同世代音楽愛好家による忘年会がございまして、神楽坂の高級老舗鰻屋で優雅なひと時を過ごすイメージ、ジェントルマンとしてキリンビールで乾杯だったけれど、現実にはプレゼント交換用に持ち寄ったCDを「僕…

今日は山路芳久さん23回目の命日。

Yoshihisa YAMAJI -Salut, demeure chaste et pure- - Faust - 今日12月19日は山路芳久さんの命日。 1988年に他界されたから23年も経過することになる。 グノー「ファウスト」から‘この清らかな住まい‘ NHKニューイヤーオペラコンサートの動画であ…

スポーツ解説とペーター・ホフマン

Peter Hofmann - Say Goodbye To Hollywood サッカークラブ対抗の決勝でバルセロナとサントスの選手が入場するシーンを見ていて、なんとなく最初からバルセロナが勝つなと思って、自信にあふれた表情と風格が理由なのだけれど、始まったら実際に随分と力の差…

地酒と押花

「・・・冷温停止状態の達成、・・・事故そのものは収束に至ったと判断される。」と原稿棒読みの首相を眺めながら、本当なのだろうかと不安な気持ちで珈琲を啜る。 師走も半ばを過ぎて今日は全国的にも寒いらしく九州でも雪が降ったみたいで、それなのに鎌倉…

人の死に思うこと ☆ヘルマン・プライの「楽に寄す」

Hermann Prey *LIVE AT HOME 2/3* "An die Musik" 師走も半ばになると山路芳久さんの命日まで数日だなと思いだす。 毎年沢山のお花がご実家に届けられ、ご仏壇の前はお花畑のようになる。 私もいつも喜んでもらえる何かをと考えるのだけれど、数年前から珈琲…

ロフォレーゼ再び、やはりテノール馬鹿だった。

Angelo LOFORESE "Vesti la giubba "I PAGLIACCI 先日参加したオフ会で、名ピアニスト/ラドゥ・ルプー「ブラームスの小品集」のCDを鍵盤録音収集家m先生から頂戴したと思い込んでいたら、間違いでhルコウさんでした。 オフ会自体が初めての経験で、私に…

ロフォレーゼ(1920年生まれ!)マンリーコ「見よ恐ろしい火を」

"Di Quella Pira" Angelo Loforese 90 years tenore in Tokyo by my video. テノール歌手アンジェロ・ロフォレーゼをご存知でしょうか。 1920年の生まれだから91歳なのかな? 90歳の時つまり最近ですが、東京で歌っていたみたいで、こんなコンサート…

テノール馬鹿の要素満載 情熱のマルセロ・アルバレス

Marcelo Alvarez - Core 'ngrato - Salerno - 2010 マルセロ・アルバレスの「カタリ・カタリ」である。 この人は普通の歌手より上手だけれど、「だからどうした。」程度の印象しかなかったのですが、アルバレスは次世代を担う「テノール馬鹿」かもしれないぞ…

素晴らしい!ジャンニ・ライモンディ「妙なる調和」

Gianni Raimondi "Recondita armonia" Tosca プッチーニ「トスカ」第1幕からカヴァラドッシの「妙なる調和」ジャンニ・ライモンディである。 最近イタリアオペラの気分ではなくなってしまいテノール馬鹿シリーズが中断していた。 ジャンニ・ライモンディは…

ジークフリート「鍛冶屋の歌」 ルネ・コロ

Ren辿 Kollo Wagner " Siegfried " anvil song 今日みたいにブログばかりの時は仕事が無くて暇な証拠、しかも冷たい雨が大地を叩きつけている。 コロさんが東京でコンサートしたのは随分昔なのだけれど、あの時は「詩人の恋」を中心としたリートの夕べとワグ…

愛する者よ列車に乗れ

Ceux qui m'aiment prendront le train パトリス・シェロー監督「愛する者よ列車に乗れ」の最初の部分。 画家の葬儀のために美しき男たちが集いリモージュに向かう列車に乗るシーンから始まる。 最近リモージュ製陶器の青いカフスボタンを愛用している。 場…

小澤征爾&村上春樹対談本

久しぶりにアンプのスイッチを入れた。 ベルリンフィルやら色々あったので全く音楽を聴く気分ではなかったが、明け方彫刻刀でレコードに傷をつけ続ける奇妙な夢を見てしまい、聴かないでそのままになっていた東独エテルナのルネ・コロ「ワグナーアリア集」を…

Rシュトラウス「Morgen」 クリスティーネ・シェーファー

Christine Sch辰fer - Strauss: "Morgen!" 「私のクリスティーネ」第2弾である。 動画(音声のみですが)がブロックされたのでyoutubeで直接お聴きください。 いつごろに録音されたのか調べていないのですが、アッバード指揮ベルリンフィルが伴奏のようであ…

バッハBWV147・5 私のクリスティーネ

Bach. Cantata BWV 147. 5 バッハ、カンタータ BWV147から第5曲である。 ソプラノのクリスティーネ・シェーファーの独唱、アーノンクール指揮ウィーンコンツェントゥスムジクスのライヴである。 シェーファーは最も好きな歌手。 美しい声は勿論のこと技術…

「ローエングリン」2004年ブタペスト 演出カテリーナ・ワグナー

Lohengrin - Szimonov @ Budapest (2004) - Pt 22 / 23 少しだけ音楽を聴く気分になってきました。 そこで数年前から気になっている舞台を紹介させていただきたい。 もう動画サイトから消されたかな?と思いながら検索してみたらまだあって、しかも全曲聴け…

村上春樹氏カタルーニャでのスピーチ抜粋。

【村上春樹】「非現実的な夢想家として」より~抜粋 音声はカタルーニャ賞受賞時の村上春樹氏のスピーチでの抜粋である。 スピーチ(20分程度)全てを聴くこともできるのですが、要点を上手く構成してあり、大まかではあるが内容の方向性が信念から逸脱す…