2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

秩序

NHKの「クローズアップ現代」でドナルド・キーン(89)のインタヴューがあり興味深かった。 近々日本国籍を取得、人生の終焉を日本で迎えたいそうです。 この人は日本人より日本的な考え方をする人で、幾つかの著作を通し私は多くの刺激をいただいてきた…

宙ぶらん

伊集院静「宙ぶらん」の文庫本が発売された。 単行本は2006年に店頭に並んだけれど、全てが私には初めて。 月に一度の病院通いの序に手に入れた。 病院通いは睡眠薬を貰っているのですが、最大でも28日分しか買えないのでだいたい月末に出動している。 帰り…

忙しい土日。

充実していましたが、忙しい土日でした。 仕事の合間に御茶ノ水のディスク・ユニオンに寄ったら、「レコード芸術」が平積みになっていた。 今回は吉田秀和特集で、買いたい衝動を抑え我慢、そう雑誌は買わないと決めている。 雑誌は立ち読みでいい。少しだけ…

「あの子のカーネーション」

沖縄慰霊の日で首相が「燃え尽きるまで・・」なんて話していましたがアイツは既に燃え尽きているとしか思えないし、流石に黒いネクタイしていましたがヌケヌケと幸薄い印象の男である。 昨年も似たようなことを書いた記憶があって、確かめてみたら首相が失言…

化粧坂

先日から伊集院静モードなのですが、随分前に買った文庫本が数冊あって、その中の短編を読み返した。 作品は「化粧坂」、けわいざかと読む。 逗子の「なぎさホテル」に著者は8年滞在していた時期があり、その頃の思い出から舞台が逗子のホテルなのか、従業…

「さすらう若者の歌」

今日は紀尾井ホールで「イドメネオ」の日本語初演なるものがありまして、主役の一人ソプラノさんが知り合いで「良かったら来てね。」メールがあったのですが、小生夕方からお仕事なので「ごめんねNG」を出しました。 しかし、あのもの凄いアリアを小柄な彼…

珈琲の美味しさ

珈琲を買ってきました。 今回はパプアニューギニアとパナマにしましたが、パナマは初めて。 焙煎したばかりだそうで数日してから淹れると具合が良いそうですが、味の変化を楽しむのも珈琲の醍醐味でもありますから、気持ちを込めて一杯飲んでみました。 香り…

マーラー 巨人

交響曲第1番「巨人」 ピエール・ブーレーズの指揮。 何も考えずに聴き始めて、「おかしい。ロンドン響が上手すぎる・・」ディスクを取り出したらCSОと書かれていたから納得、私の間違いでシカゴ交響楽団でした。 この前に記事にしたショルティ盤の8番も…

検討中の演奏会

健康保険が月に5,000円上昇しがっかりした。 次に来るのが住民税で今からどうしようと考える。 それも行きたいコンサートが幾つかあって、聴きたいのに限って高いから困ったものである。 グルベローヴァのリサイタルは平日の東京文化会館のにしようかなと思…

時の記念日の奇跡

カレンダーを見ていたら明日が時の記念日だと思い出した。 今でもやっているのか知りませんがロレックス主催の「時の記念日コンサート」がありまして、ずいぶん前ですがアンドレ・ワッツがサントリーホールで演奏したことがありました。 一階席の後ろのほう…

小澤征爾復帰?

小澤征爾さんが復帰するニュースが入り喜ばしい。 サイトウキネンの予定も発表になりまして今年はどうしようかな。 「青ひげ公の城」が小澤さん、「中国の不思議な役人」が沼尻さんとのこと。 もしかしたら両方とも沼尻さんになるかもしれないから、チケット…

マーラー 8番 ⑲

マーラー「千人の交響曲」ショルティ指揮シカゴ響ウィーンの合唱団(ロンドンレコードだからデッカ) とても綺麗な録音で、しかしあれは綺麗なんてもんじゃなく、実際には起こりえない緻密な音のつらなりはオーバーダビングの連続だろうから、マーラーが聴い…

グルヴェローバ・オペラアリアの夕べ10月9日18時開演

秋のバイエルンオペラが果してきちんと行われるのか不安を感じておりまして、と申しますのもドイツにお住まいの人がグルヴェローバが日本行きキャンセルの意向を示したとか、関係者の半数が原発に対しての危惧を感じていて話し合いが続いている等の報告をし…

フィルハーモニーの風景

昨日仕事帰りに神保町をぶらぶらしていて、文芸春秋編「向田邦子ふたたび」と岩城宏之「フィルハーモニーの風景」の2冊、そしてレコードを3枚、ジュリーニ指揮シカゴ響「ブルックナー9番」・ハイティンク指揮「メンデルスゾーン宗教改革&フィンガルの洞…

隠蔽?

メトロポリタンオペラはカウフマンだけかと思っていましたが、ネトレプコとカレーヤまでもキャンセル。 ネトレプコはチェルノブイリを身近で経験していることから気持ちの整理ができないことを理由にしていますが、何となく今回のキャンセル続きに妙な疑問を…