隠蔽?

 メトロポリタンオペラはカウフマンだけかと思っていましたが、ネトレプコとカレーヤまでもキャンセル。
 ネトレプコチェルノブイリを身近で経験していることから気持ちの整理ができないことを理由にしていますが、何となく今回のキャンセル続きに妙な疑問を感じはじめた。
 それは、特にカウフマンとネトレプコが何時の段階から出演拒否を表明していたのかということ。
 風邪でもないのに、こんなに直前になってキャンセルになるのが可笑しいと思っているのは私だけでないはずで、もしかしたら本当は随分前から決まっていたのではないだろうか。
 メトが或いはジャパンアーツが政府みたいに隠蔽工作をしていた?と思うのは突飛かもしれないけれど、この2人は現在のオペラ界では特別な存在で、予め彼らがキャンセルと知っていたらチケットが売れなくなると考えても仕方ない。
 それでもミミを特別演奏会をフリットリが代役を務め、ヴィラゾンアルバレスをブッキングするとは流石メトなんだなと思う。
 発売から数ヶ月、エリザベッタはフリットリ・ミミはネトレプコと夢みていたオペラファンには気の毒であるけれど、それでも今回はどの演目も良い演奏になると思う。
 根拠は無いけれど、今までのメトの来日公演のなかで最も素晴しい内容になるような気がする。
 ハプニングがあれば、だいたい結果は美しく彩られるもの。
 ネットオークションはメトだらけで、しかも定価以下ばかりの売買しか成立しないのだから苦労している人も多いみたい。
 私は「もうメトは聴かなくていい」のですが、感覚的に興味を持たれている人は鑑賞されることをお薦めしたい。
 熱い舞台になります。
 それから、11月にベルリンフィル来日が決まりました。
 11月22日~24日の予定で如何にかして聴きたいものです。