舞台

The鍵Key 作曲・演出:フランチェスカ・レロイ 原作:谷崎

<The鍵Key> 作曲・演出:フランチェスカ・レロイ 原作:谷崎潤一郎 鶯谷から徒歩数分。会場は旧平櫛田中邸。普段入れない場所ですから貴重な経験だったかもしれません。観客は満席30数名。 開演15分前に到着。スタッフが「今日はお暑いですからよろしければ…

資生堂パーラーとイゴール・レヴィットのゴールドベルク変奏曲

4/11(木)東京春音楽祭(東京文化会館小ホール)イゴール・レヴィットのバッハ「ゴールドベルク変奏曲」は期待以上のとんでもない演奏でした。 詳しくは後ほど書きますが、非常に贅沢な1日だったことから報告させていただきます。高等遊民だった小生も、いつ…

カンブルラン指揮.特別演奏会〈果てなき音楽の旅〉 2019 3.19

既に1週間経過いたしましたが、下記の演奏会を聴いてきました。 2019 3.19〈火〉 19:00 紀尾井ホール 指揮=シルヴァン・カンブルラン ピアノ=ピエール=ロラン・エマール* ヴァレーズ:オクタンドル メシアン:7つの俳諧* シェルシ:4つの小品 グリゼー:…

グレの歌 シルヴァン・カンブルラン/読売日本交響楽団 3月14日

演奏会前に新宿ディスクユニオンに電話して「アッシジの聖フランチェスコ」のCDの在庫状況を確認したら「1枚だけ3千円代であります。」ということだったので、買いに出かけた。紀伊國屋書店の8階にお店が移動したというが、驚いたことに左右のビルが消滅して…

2018年ベストの舞台

今年はトータルで月に1回程度の舞台鑑賞だったので選ぶことが恥ずかしい気分ですが、毎年聴きたい音楽会やオペラが減ってきていて、そこに代金の高騰が加われば、生き方の優先順位も自ずと変化するもの。 ※毎月通っている病院(西荻窪、途中から市ヶ谷で合計…

ブーレーズ「プリ・スロン・プリ」 9/2(土)18時~サントリーホール サマーフェスティバル2018

ブログ更新したいと思いつつ殆ど何も出来ないまま夏を終えようとしています。 9/2(土)18時~サントリーホール サマーフェスティバル2018 ザ・プロデューサー・シリーズ 野平一郎がひらく 《フランス音楽回顧展Ⅱ》 現代フランス音楽の出発点~音響の悦楽と…

ドビュッシー歌劇「ペレアスとメリザンド」 ミンコフスキ指揮OEK

素晴らしいドビュッシーでした。 早く書くべきでしたが、バイロイト音楽祭が始まったことで毎日がラジオ。まだパルジファルは聴いていないけれどワーグナーばかり。なかでも「トリスタン」と「オランダ人」が良い演奏に感じられて繰り返し鳴らしていた。「マ…

第7回 混声合唱団ラトナ演奏会 7月22日 北本市文化センター

最近は人前でマイクを持たずにいましたが、久しぶりにMCをしてまいりました。 北本・桶川・鴻巣在住中心の歌好きな素人の合唱団。ご高齢の団員が多く最年長は83歳。 カルチャー的な団体と異なり、演奏会開催が都度目標、志は高く、相手を思いやる心を優先さ…

フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクルの演奏会

6月12日(火)にフランソワ=グザヴィエ・ロト指揮レ・シエクルの演奏会(初台のオペラシティ)に出かけてきました。アジアツアーであちこち演奏してきたようですが、日本での公演はこの日だけでチケットも早々に売り切れ、発売日に最安?の5000円が入手でき…

ミュンヘン その4 デューラーとヤナーチェク「死者の家」プレミエ

毎日のように利用していたカフェは地元民だけの雰囲気。きちんとしたバリスタがいてとても美味しかった。 メニューも種類豊富でしたがラージサイズのエスプレッソしか飲まなかった。 前の席に労働者が二人。背中の文字が気になりアップで確認すると「Super Dr…

ミュンヘン その3 フローレス出演の「ルチア」他

乾燥が酷く、思い描いていたハイネの五月とは異なった。 しかもアレルギー悪化。睡眠薬を飲んでも熟睡できず、烙印を押され強制収容所監禁の悪夢に魘された。 モーニング珈琲前に駅と反対側方面を散歩していたらBRの大きな建物があった。「あっ!バイエルン…

ミュンヘン その2 シュレーカー「烙印を押された人々」

最初の食事は市役所地下にあるラーツケラーと決めていました。 http://www.ratskeller.com/ 20代前半の頃初めてミュンヘンを訪れたときの思い出のレストラン。 この季節はやはりシュパーゲル。 2年前ウィーンの名店?とは比較にならないみずみずしさ。僕は今…

ミュンヘン その1 閲覧注意

帰国してから一週間。 実は酷く草臥れてしまっていた。 現地には17日の遅い時間に到着。空港からSバーンに乗りミュンヘン中央駅へ。駅からホテル(King's Hotel Center )までは徒歩数分。普通のホテルでしたが、スタッフは皆親切でした。 翌日は舞台観賞が…

「魔笛」 ベルリン・コミッシュ・オーパー

4/7(土)19時~東急文化村 モーツァルト歌劇「魔笛」ベルリン・コミッシュ・オーパー公演。 http://www.ytv.co.jp/kob-japan2018/ 話題のバリー・コスキーに興味があって夜の渋谷に出かけてきました。この人は昨年のバイロイト音楽祭で「ニュルンベルクのマ…

「ローエングリン」東京・春・音楽祭 4月5日

ワーグナー/歌劇「ローエングリン」 演奏会形式・映像付き ローエングリン:クラウス・フロリアン・フォークト エルザ:レジーネ・ハングラー テルラムント:エギルス・シリンス オルトルート:ペトラ・ラング ドイツ国王ハインリヒ:アイン・アンガー 式部…

プラド美術館展とペトラ・ラング歌曲の夕べ

約4ヶ月ぶりの演奏会鑑賞。 ランチ後にナルコレプシーに襲われるも2時間程度横になったら意識が覚醒。とにかく繭を突き破った蛾が空を舞うように鎌倉から脱出しました。 せっかくの上野だからと、ブロ友nさんから展覧会の混雑具合を聞いていて、まずは久し…

2017のベスト3

バスティーユで上演された「ドン・カルロス」が動画配信されています。 なにげなく聴きはじめたら充実の歌手陣に夢中になってしまった。特にガランチャ!(この人のヴェルディ初めてかも)魅惑的な女性。カウフマンは情熱的。Pジョルダンの指揮。半分作業し…

もう一つ演奏会鑑賞

報告が前後しますが、先月はもう一つ演奏会に出かけておりました。メシアンの3日前のこと。 アマチュア合唱団(女声コーラス)アマチュアといってもわりと歴史がある団体。 聴きに行った理由は、ピアニストが友人だったこと。それとプログラムのなかに高田…

「アッシジの聖フランチェスコ」(演奏会形式/全曲日本初演)11月26日

メシアン:歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」(演奏会形式/全曲日本初演) 11月26日14時開演 サントリーホール 天使 エメーケ・バラート(ソプラノ) 聖フランチェスコ ヴァンサン・ル・テクシエ(バリトン) 重い皮膚病を患う人 ペーター・ブロンダー(…

「エフゲニ・オネーギン」 フェドセーエフ チャイコフスキー響 11/9

チャイコフスキー歌劇「エフゲニ・オネーギン」演奏会形式を鑑賞してきました。 キャストは以下の人たち。 タチヤーナ:ヴェロニカ・ディジョーエヴァ(ソプラノ) エフゲニ・オネーギン:ワシーリー・ラデュク(バリトン) レンスキー:アレクセイ・タタリ…

キリル・ぺトレンコ指揮バイエルン国立管 10/1 ワルキューレ第1幕

近所の植木屋でラインゴールドなるものが売られていた。 間違って買いそうになる。我慢した。 キリル・ペトレンコ指揮バイエルン国立管弦楽団演奏会 10月1日15時開演 ワーグナー『ワルキューレ』から第一幕 ジークムント:クラウス・フロリアン・フォークト …

キリル・ぺトレンコ指揮バイエルン国立管 10/1 「子供の不思議な角笛」

「祝祭への道」再び キリル・ペトレンコ指揮バイエルン国立管弦楽団演奏会 10月1日15時開演 マーラー『子供の不思議な角笛』から <ラインの伝説> <トランペットが美しく鳴り響く所> <浮き世の生活> <原光> <むだな骨折り> <死んだ鼓手> <少年鼓…

バイエルン国立歌劇場公演「タンホイザー」9/25

https://www.youtube.com/watch?v=ehg2OcG-0Bw ←は参考資料 ワーグナー作曲「タンホイザー」全3幕 Richard Wagner Tannhäuser Oper in drei Aufzügen 指揮:キリル・ペトレンコ Musikalische Leitung:Kirill Petrenko 演出・美術・衣裳・照明: ロメオ・カ…

シルヴィア・コスタ講演会 「イメージの求心力:アイディアを舞台上に具現化する方法」

シルヴィア・コスタ講演会 「イメージの求心力:アイディアを舞台上に具現化する方法」 ロメオ・カステルッチの共同演出家、シルヴィア・コスタの芸術世界と実践 9/19 19時~ イタリア文化会館 アニェッリホール http://artscommons.asia/news/1035 来週は…

誰が録音したのでしょう?

約1ヶ月ぶりの更新です。 読書に続いて書くことが億劫で、このままいくと喋ることも面倒になるような気がしています。 また金銭上で非常に厄介なことがあり、結果としてはうまいこと回避できたけれど、とある取引先ホテルの歴史的マインドが小さな音を立てて…

7月

ブログをまめに更新しようと思いつつどうにもならない気だるい夏。 最近の楽しみはバイロイト音楽祭ラジオ中継。ここ数日ほぼ徹夜に近い感じ。 https://www.bayreuther-festspiele.de/ マイスタージンガー新演出でのオープニングはP・ジョルダンの指揮で、豪…

ホリガー「スカルダネッリ・ツィクルス」を聴いてきました

もう二週間経過してしまいましたが、ハインツ・ホリガーを聴いてきました。 5/25(木)19時~初台のオペラシティ・コンサートホール 指揮:ハインツ・ホリガー フルート:フェリックス・レングリ ラトヴィア放送合唱団 (合唱指揮:カスパルス・プトニンシ…

ウィーン国立歌劇場「カーチャ・カバノヴァ」4/18

おかしなウイルスに感染したのか、おう吐、下痢、発熱の数日間を過していました。 思えば先週日曜日「ダウントン・アビー」頃に身体のだるさを感じ、でも眠れば治ると思い込んだのが間違いで、翌朝から気持ちが悪く、食欲がなく、関節が痛く、勇気も希望もな…

ブルグ劇場「オレステイア」ペーター・シュタイン

NHK音楽祭についてぴあからメールがあって、10/1(日)ペトレンコ&バイエルン国立「ワルキューレ1幕」他(フォークトのジークムント)、11/9(木)フェドセーエフ&チャイコフスキー響「オネーギン」演奏会形式全曲、両方とも当選してしまいました。3月だ…

ウィーン国立歌劇場「パルジファル」4月16日

帰国後身体の調子が思わしくないのですが、記憶が確かなうちにレポートを残しておかなければ。 4/16(日)ウィーン国立歌劇場「パルジファル」の新演出最終日。 https://www.wiener-staatsoper.at/spielplan-tickets/detail/event/963141076-parsifal/ その…