2017のベスト3

 バスティーユで上演された「ドン・カルロス」が動画配信されています。
 なにげなく聴きはじめたら充実の歌手陣に夢中になってしまった。特にガランチャ!(この人のヴェルディ初めてかも)魅惑的な女性。カウフマンは情熱的。Pジョルダンの指揮。半分作業しながらだったので演出については割愛します。ただ素晴らしいので、ご興味のあるかたはご覧いただきたいと思いました。
https://www.arte.tv/fr/videos/074587-001-A/don-carlos-a-l-opera-de-paris/
  
 それとスカラ座のライブ「アンドレア・シェニエ」もラジオで半分聴きました。
 いまだに名前も確認していない表題役とシャイーの音楽が退屈で、睡魔がやってきて途中から記憶が無い。
 気になり調べたらシェニエはネトレプコのご主人でした。夫婦でお仕事なんだ。
 ※今時間をかけて聴きなおしたのですが、ネトレプコがあまり良くない。寧ろ旦那が良い。どうしたんだろう?

 では本題。
 2017年の舞台ベスト3を発表いたします。(毎年発表しているので)

 <1位>
 ホリガー 「スカルダネッリ・ツィクルス」
 指揮 ハインツ・ホリガー フルート:フェリックス・レングリ ラトヴィア放送合唱団 合唱指揮 カスパルス・プトニンシュ アンサンブル・ノマド
 5/25 東京オペラシティ・コンサートホール
 
 <2位>
 メシアン 歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」(演奏会形式/全曲日本初演) 
 指揮 シルヴァン・カンブルラン
 エメーケ・バラート ヴァンサン・ル・テクシエ ペーター・ブロンダー フィリップ・アディス他
 
 <3位>は2つ
 バイエルン国立管弦楽団演奏会
 マーラー子供の不思議な角笛」から マティアス・ゲルネ
ワーグナーワルキューレ」第一幕 クラウス・フロリアン・フォークト エレーナ・パンクトラヴァ ゲオルク・ツェッペンフェルト 10/1 NHKホール

 ワーグナー 楽劇「パルジファル」 指揮 セミョン・ビシュコフ クリストファ・ヴェントリス ニーナ・シュテンメ クワンチュル・ユン他 4/16 ウィーン国立歌劇場

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 なぜ「スカルダネッリ・ツィクルス」なのか。
 精緻を極めた作品だったから。
 階級的な感情と無縁だから。
 詩人の観念が感情に進む場合、社会に対して悪影響を及ぼさないから。
 沢山の音楽と言葉が脳内を支配し、感動したり、嫌な思いしたり、色々ごちゃまぜにしたザルから灰汁を取りのぞいたらホリガーだけが残っていたのでした。

 時間が面白いのは、忘れることかもしれません。
 全部素晴らしい経験でしたが。
 だから新しいこと考えられる。

 他にも色々書いたのですが、PCの調子がおかしく上手く書けない。
 また改めて。