2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

文士3人の対談

1968ノーベル賞受賞 川端康成を囲んで2三島由紀夫,伊藤整 日本文学 ノーベル賞の受賞が決まり、その翌日1968年10月18日に川端先生のご自宅で生放送として発信された番組の後半7分であるが、伊藤整さんが進行役を担当し、三島さんが先生を立てながら…

「俺たちの朝」封印。谷川俊太郎からヴィソツキー「ハムレット」

В.С.Высоцкий "Мой Гамлет" ヴィソツキーによるハムレット朗読だと思う。 だと思うというのは、無知な小生には理解不能なロシア語だからで、しかしシェークスピアの表現方法は何処の国でも似た感じなのだろうか。 しかし聴けば聴くほど笑ってしまうくらい凄…

フェルメール「ターバンの少女」

絵画についての記事を一年以上も書いていないとは気がつかなかった。 ひとつ前の記事が昨年の11月に近代美術館での写真展なのですから、そういえば観たなと記憶が蘇る。 その昔、美術学院で毎日デッサンしていたことがあったり、本来であれば音楽より美術…

名演に涙、サイモン・ラトル&ベルリンフィル演奏会「マーラー9番」

11月22日はマーラーの一日としたい。 今、私はとても疲れている。 これほどまでに集中し音楽に没入できた演奏会は初めてかもしれない。 昨夜19時開演サントリーホール、サイモン・ラトル指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団演奏会。 マーラー交響曲…

「兵士の物語」 シェロー&バレンボイム

Stravinsky - Soldier's Tale _ Barenboim 書庫に「朗読」を追加した。 仕事柄気になる録音が幾つかある。 なかでも信じられない表現力を発揮している作品を初回の記事にしたい。 ストラヴィンスキー「兵士の物語」でダニエル・バレンボイムが指揮、朗読は尊…

中華ランチと珈琲

いつもの珈琲焙煎士から最近恒例のケニア豆200グラム、それから今回はトラジャ200グラムを購入。 トラジャは焙煎したばかりだそうで数日寝かせる方が良いかなと思いつつ、飲みたいのでデミタスのように濃いめに淹れてみたらスモーキーな香りがやってき…

凄すぎる・・第3弾 歌手、俳優、詩人、英雄、ウラディーミル・ヴィソツキー

Владимир Высоцкий - Кони привередливые 偉大なる吟遊詩人ウラディーミル・ヴィソツキーである。 一度聴いたら忘れられない熱情がそこにあります。 本来であればグラツキーやレニングラード・カーボーイズなんかよりも、最初に紹介すべき人がヴィソツキーだ…

凄すぎる音楽第2弾赤軍合唱団&レニングラード・カーボーイズのカリンカ

RED RUSSIAN ARMY CHOIR "Kalinka" 明日が休みだと思うと気分が楽になりついつい深夜になってしまう悪い癖。 シノポリ指揮のバイロイト、リチャード・ヴァーサル主演の「タンホイザー」を観ていましたが、ウォルフガングのあまりにも普通な演出というか古臭…

音楽喫茶とエテルナのレコード

昨日、神保町の音楽喫茶に初めて入ってみました。 ブログ仲間が最近ちらほら潜入している坂の下突き当りの苦い珈琲が好ましいあのお店。 印象としては普通のカフェのイメージなのですが、正面に大きなオーディオシステムが鎮座しておりまして、スピーカーの…

「凄すぎる音楽」第1弾 アレキサンドル・グラツキー「カルーソー」を歌う。

А. Градский - "CARUSO" ロシア人の歌手アレキサンドル・グラツキーをご存じでしょうか。 ペレストロイカの時代だったと思うがシンガーソングライターとして注目を浴び、時の人として紅白歌合戦にも一度出場した記憶があるのですが、心惹かれCDを購入した…

命ある粗大ゴミ

テレビで孤独死について放送していて考えさせられながら見入ってしまった。 半分は死後の部屋を片付ける業者さんのドキュメンタリーみたいな構成で、こういう仕事があるとは知っていましたが、だいたい部屋は生前そのままですから、新聞が置かれたちょっとち…

寿司とカレーの話

少し前の話ですが、市内の隠れ家的なお寿司屋さんに行ってきました。 パソコンにも口コミ情報があると後から知ったが、皆「ああだ、こうだ」と好き勝手に批評していて、写真まで載せている人がいて今の時代別に不思議でもないけれど、寿司屋のカウンターで撮…

1976年シェロー演出・・なんとルネ・コロの音源!びっくりです。

Wagner: Siegfried - Finale des Ersten Aufzugs - Boulez ("Jahrhundert-Ring", Bayreuth 1976) 1976年のバイロイト音楽祭といえば、ブーレーズがタクトを取り、まだ31歳だったパトリス・シェローが演出した「ニーベルングの指輪」であり、ワグナーの…

「愛の死」 W・マイヤー

Wagner - Liebestod Scala 2007 Barenboin ワグナー楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「愛の死」。 指揮ダニエル・バレンボイム、演出パトリス・シェロー、イゾルデはワルトラウト・マイヤー。(2007年12月ミラノスカラ座。) イタリアオペラばかり記…

「連隊の娘」 ハイC連発!アルフレート・クラウス

pour mon ame- alfredo kraus ドニゼッティ「連隊の娘」第1幕からト二オのアリア「僕にとってなんと幸運なことか」名歌手アルフレート・クラウス。 こうなったら大物のパレードになってもいいとクラウスを検索し「連隊の娘」に辿り着いたのだけれど、最近で…

「ウェルテル」‘春風はなぜ私を目覚めさせるのか‘F・コレルリ

FRANCO CORELL https://www.youtube.com/watch?v=Q0GvVFGfpnA マスネ歌劇「ウェルテル」から、‘春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか‘フランコ・コレルリ。 メトロポリタンオペラの実況録音みたいで、CDになっているなら全曲聴きたい。 テノール企画を始めた…

「エフゲニー・オネーギン」からレンスキーのアリア 名歌手アトラントフ

Vladimir Atlantov - Eugene Onegin - Kuda Kuda これまでイタリアの歌手ばかり紹介してきたテノール馬鹿プロジェクトですが、少しばかり息苦しさを感じてきたので他国にも足を延ばすことにした. なにもイタリアだけがテノール馬鹿でもあるまい。 今回はロシ…

バレンボイム1999年の「マイスタージンガー」DVD

お茶の水のディスクユニオンでワグナー楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」のDVDを購入しました。 バレンボイム指揮ウォルフガング・ワグナー演出1999年バイロイト音楽祭の舞台ですから随分前の演奏なのだけれど、なんだか観ないままでいたし、…

ある日青空を眺めて ニコラ・マルティヌッチ

Un di all'azzuro spazio Tenore NICOLA MARTINUCCI これこそ、本物の歌である。 ジョルダーノ歌劇「アンドレア・シェニエ」第1幕から‘ある日青空を眺めて‘歌手ニコラ・マルティヌッチ。 フランス革命の波に翻弄された詩人シェニエとコアニー家の令嬢マッダ…

カフェの記憶

久しぶりに珈琲のお話。 以前ブログに書きましたが、珈琲豆繋がりで知り合ったカップルの結婚披露宴があって、私は司会。 個人の話題なのでなかみについて紹介するわけにもいかないけれど、とても優しい空気の流れる時間だったと感じ、こちらまで嬉しい気持…

相京利枝さんのリサイタル 10月30日

相京利枝さんのリサイタル聴いてきました。ピアノ伴奏清水良枝さん。 10月30日19時~杉並公会堂小ホール。 先だって10月18日書庫「音楽の話」で紹介させていただいた「慈炎華(ジ・エンカ)」 あの動画ではグリーグPF協奏曲がピアノ伴奏で、歌が…