こうなったら大物のパレードになってもいいとクラウスを検索し「
連隊の娘」に辿り着いたのだけれど、最近では奇跡の歌声
フローレスが得意にしているアリアでハイCが9回出てくる普通の人にはまず無理である。
この9月に
フローレスは不幸なことに「海水を飲んでしまい歌えないから。」と来日しなかった。
キャンセルの理由多々あれど、オペラ歌手が海水飲むなんて考えられない理由である。
素直に「
放射線が怖いから日本に行きたくない。」と発表すればいいのに、誰も批判なんかしないと思うし、それとも本当に海水を飲んだのだろうか?だとしたら
フローレスはただの馬鹿である。
「
テノール馬鹿」シリーズは歌に命を掛けた歌手にのみ与えられる最大級の名誉ある称号であり、著名である必要もなければ芸術性も有利に働かず声も容姿も美しくなくていいし、そして海水を飲んではならない。
つまり、ただ凄いかどうかだけが問題である。(3大
テノールは入れないと宣言済であるが
フローレスも残念ながらそこに加えなくてはならない。)
しかし、クラウスはダンディで美しい歌唱は限りなく芸術的である。
「
アイーダ」「ボエーム」「
ファウスト」「ウェルテル」・・ドラマティクな役も印象深いけれど、この動画を観ながらオペラファンは限りなく
ベルカント芸術に導かれてしまう。
素晴らしい!
魅力的な歌手でした。