テノール馬鹿

テノール馬鹿 ジャンフランコ・チェッケレ死去 そしてカバリエも

昨年のうちに書きたいと思っていたのは特別な音楽家の訃報にふれたこと。 1月にロバート・マンやイーゴリ・ジューコフ等のベテラン演奏家が他界したが、実演で聴いていなければ単なるニュースにしか感じられない。 ショックを受けたのは3月、指揮者のJesús L…

テノール馬鹿 その後

ブログのアクセス解析「検索ワード」を見ていたら以下のランキングが表示されました。 1 マルセロ・アルバレス 2 ジュゼッペ・ジャコミーニ 3 ジャンニ・ライモンディ これらは全て書庫「テノール馬鹿」で登場した歌手たちなのですが、他にも様々な種類の記…

現在のテノール馬鹿

https://www.youtube.com/watch?v=8RvRPg7qQ_w 適当にyoutube見ていたら、短いながらも衝撃的な動画を発見したので、ご紹介させていただきます。 どうやら最近のマルチヌッチのようである。 馬鹿健在!

久しぶりのテノール馬鹿

音楽を聴く気分になれないまま10日間が経過しましたが、とりあえずの今年初のテノール馬鹿企画。 しかしながら、これは音楽なのだろうか自問自答。とても芸術的とは言えない。 主人公はスーパー馬鹿ボニゾッルリ。 お写真はブログ友達とむさんから拝借。イ…

俺はテノール馬鹿が聴きたい。その2

プッチーニ、- トゥーランドット ←マルティヌッチ「誰も寝てはならぬ」 もはや脳内モルヒネ出っぱなし、こういうのを歌という。 アルバレスに「実に素晴らしいですね。ブラボーですね。」と拍手をしていた自分が情けない。 マ 真の歌とは ル ルールを気にせ…

なんでもいい、俺はテノール馬鹿が聴きたい。

プッチーニ: "隠されたハーモニー" - トスカ ←マルティヌッチが聴ける。 たった2日経過しただけで「トスカ」の記憶が薄れつつある。 指揮者や演出家に対してストレスを感じていることは事実だけれど、悲しいかな歌の印象が希薄だと気がつかされた。主役クラ…

高すぎるチケットに激怒!馬鹿アルフレードを聴く。

ベルリンフィルとサイトウキネンの発売が同じ日時だった。(昨日のこと。) ベルリンフィルの安い席が購入できればと時間前にはパソコンの前に座ったのですが、これほどまでに繋がらないとは想像もしていなかった。縁が無かったといえばそれまでですが、1時…

「冷たき手を」・・なんだこれは?

たまには脱力した文章でもいいでしょう。 ラ・ボエーム「冷たき手を」で起こった考えられないハプニングを紹介させていただきます。 半音下げることが通常の形なのか事情はわかりませんが、このままでは二人の恋は成就しないであろう。 Fabulous Boheme Acci…

気分はハイC

Stuart Neill "Di quella pira" 今年のNHK音楽祭は「輝くオペラの巨星たち」というタイトル。 かなり華やかな舞台になりそうな予感がするのも、今年はワーグナーとヴェルディの生誕200年ですから、それなりに凄い人たちの出演が決まっている。 「アイ…

ボンジョバンニ

おはようございます。 世間の動向と生活は比例せず今日が仕事始めである。クリスマス過ぎから休んでいたから、義務教育以上の冬休みみたいなものでしたが、全く放棄していた訳ではなく関係者とスケジュール確認したり思考していたりと色々やることはあったの…

フランコ・コレルリ E lucevan le stelle

FRANCO CORELLI "E lucevan le stelle" (Bellissimo!!!) フランコ・コレルリのカヴァラドッシ(1967年パルマ)なのですが、なんかこれもの凄い歌唱。 騒ぎまくるお客で完全にオペラ中断。時代を感じさせるノイズが良い感じ。 「ああ、こういうぶっ壊れた…

Loforese 92anni Tenore

Ridi pagliaccio. da Pagliacci Angelo Loforese piangendo canta e parla 92anni tenore 今年92歳になったロフォレーゼの「衣装を着けろ」 つい先月の日本公演の動画をyoutubeからお借りいたしました。 公演があることをブログを通じて教えてくだ…

ロフォレーゼ来日公演 9月16日19時 亀有アイリスホール

Angelo Loforese Nessun Dorma 90 anni 全然更新できないでいた書庫「テノール馬鹿」に先程ご新規のゲストからコメントを頂戴しました。 なんでもロフォレーゼについて調べていたら、僕のブログに辿り着いたとのこと。 それで、知らなかったのですが、驚いた…

テノール馬鹿 チェッケレのカラフ

TURANDOT-DANICA MASTILOVIC,GIANFRANCO CECCHELE, FINAL SCENE, MONTE CARLO 1979 眠れない。 だから「トゥーランドット」というわけではないが、気分的にテノール馬鹿シリーズ更新である。 これまで何人記事にしてきたのか解らなくなってしまったのですが…

テノール馬鹿「アンドレア・シェ二エ」マルティヌッチ Son Io

Nicola Martinucci & Aprile Millo. VICINO A TE ( ANDREA CHENIER). テノール馬鹿シリーズを今年も続けさせていただきたいと思っているが、あんまりテノール馬鹿がいないもんだからどうしても同じ人ばかりになってしまう。 そんなわけで何度目の登場だかも…

ハイCを失敗したボニゾルリの信じられない行動。びっくりです!!

Franco Bonisolli in a mistake "Di quella pira"! Listen!!! 不覚にもこの録音には気がつかないでいた。 話には聞いていた1983年バルセロナでのハイC失敗事件。 こんなもの誰が録音していたのだろう。 極めて価値の高い‘盗み録り‘である。 ヴェルディ…

テノール馬鹿 「女心の歌」 フランコ・ボニゾルリ

Bonisolli - La Donna Mobile 今日あたりから帰省ラッシュでしょうか。 新幹線や空港の混雑は凄いのかなと、考えたくないけれど明後日にはそいつに巻き込まれる。 私は明日午前中に年内ラストの仕事があって、それから年明け1月10日まで休みが続きそうだ…

ロフォレーゼ再び、やはりテノール馬鹿だった。

Angelo LOFORESE "Vesti la giubba "I PAGLIACCI 先日参加したオフ会で、名ピアニスト/ラドゥ・ルプー「ブラームスの小品集」のCDを鍵盤録音収集家m先生から頂戴したと思い込んでいたら、間違いでhルコウさんでした。 オフ会自体が初めての経験で、私に…

ロフォレーゼ(1920年生まれ!)マンリーコ「見よ恐ろしい火を」

"Di Quella Pira" Angelo Loforese 90 years tenore in Tokyo by my video. テノール歌手アンジェロ・ロフォレーゼをご存知でしょうか。 1920年の生まれだから91歳なのかな? 90歳の時つまり最近ですが、東京で歌っていたみたいで、こんなコンサート…

テノール馬鹿の要素満載 情熱のマルセロ・アルバレス

Marcelo Alvarez - Core 'ngrato - Salerno - 2010 マルセロ・アルバレスの「カタリ・カタリ」である。 この人は普通の歌手より上手だけれど、「だからどうした。」程度の印象しかなかったのですが、アルバレスは次世代を担う「テノール馬鹿」かもしれないぞ…

素晴らしい!ジャンニ・ライモンディ「妙なる調和」

Gianni Raimondi "Recondita armonia" Tosca プッチーニ「トスカ」第1幕からカヴァラドッシの「妙なる調和」ジャンニ・ライモンディである。 最近イタリアオペラの気分ではなくなってしまいテノール馬鹿シリーズが中断していた。 ジャンニ・ライモンディは…

「連隊の娘」 ハイC連発!アルフレート・クラウス

pour mon ame- alfredo kraus ドニゼッティ「連隊の娘」第1幕からト二オのアリア「僕にとってなんと幸運なことか」名歌手アルフレート・クラウス。 こうなったら大物のパレードになってもいいとクラウスを検索し「連隊の娘」に辿り着いたのだけれど、最近で…

「ウェルテル」‘春風はなぜ私を目覚めさせるのか‘F・コレルリ

FRANCO CORELL https://www.youtube.com/watch?v=Q0GvVFGfpnA マスネ歌劇「ウェルテル」から、‘春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか‘フランコ・コレルリ。 メトロポリタンオペラの実況録音みたいで、CDになっているなら全曲聴きたい。 テノール企画を始めた…

「エフゲニー・オネーギン」からレンスキーのアリア 名歌手アトラントフ

Vladimir Atlantov - Eugene Onegin - Kuda Kuda これまでイタリアの歌手ばかり紹介してきたテノール馬鹿プロジェクトですが、少しばかり息苦しさを感じてきたので他国にも足を延ばすことにした. なにもイタリアだけがテノール馬鹿でもあるまい。 今回はロシ…

ある日青空を眺めて ニコラ・マルティヌッチ

Un di all'azzuro spazio Tenore NICOLA MARTINUCCI これこそ、本物の歌である。 ジョルダーノ歌劇「アンドレア・シェニエ」第1幕から‘ある日青空を眺めて‘歌手ニコラ・マルティヌッチ。 フランス革命の波に翻弄された詩人シェニエとコアニー家の令嬢マッダ…

清きアイーダ マルチヌッチの力強い美声に感動。

Celeste Aida 「テノール馬鹿」第9弾 第1回で紹介させていただいたニコラ・マルティヌッチのアリアを紹介させていただきます。 前回はマスタークラスの講師だったので、今度はちゃんとした舞台映像です。 夏のヴェローナ音楽祭ヴェルディ作曲「アイーダ」か…

「テノール馬鹿」、ボニゾルリ三たび

The Best Di Quella Pira Tenore FRANCO BONISOLLI LIVE :RARE: 知性も何も無い、時に物事は勢いが必要である。 またまたフランコ・ボニゾルリの「見よ恐ろしい火を」である。(もう聴きたくないだろうか?) この日ボニゾルリは調子が良かったみたい。 あぁ…

テノール馬鹿、ボニゾルリ再び

Franco Bonisolli - Di Quella Pira 1985 Verona- Las 2 veces 「テノール馬鹿」第7弾として、再びボニゾルリ動画を紹介させていただきます。 しかも同じ曲・・「トロヴァトーレ」から‘見よ恐ろしい火を‘イタリアのヴェローナ野外ステージでのライヴで、私は…

Ombra mai fu ジーリ

Gigli Ombra mai fu 第6弾はべニャミーノ・ジーリ(1890年3/20~1957年11/30)にいたします。 最初は存在があまりに偉大すぎて書くつもりは無かったのですが、デル・モナコの動画を使ってしまったことで大きく視野が広がり、やはり先人ジーリを紹介しないわ…

規格外シャンデリアが揺れる マリオ・デル・モナコ

Mario Del Monaco el Mejor Tenor.mp4 「テノール馬鹿」第5弾として、マリオ・デル・モナコの動画を紹介させていただきます。 面白半分で書庫を設けたものの、テノール馬鹿の定義づけが極めて難しく、既に企画が終わりそうな気配を感じ、どうせならこの辺り…