テノール馬鹿 「女心の歌」 フランコ・ボニゾルリ

 今日あたりから帰省ラッシュでしょうか。
 新幹線や空港の混雑は凄いのかなと、考えたくないけれど明後日にはそいつに巻き込まれる。
 私は明日午前中に年内ラストの仕事があって、それから年明け1月10日まで休みが続きそうだから気軽なのだけれど、暇すぎるのも不安なもの。
 その影響なのか、昨夜は会社員にならなければいけない奇妙な夢をみてしまった。
 しかもやけに具体的な内容で、仙台クリネックススタジアムの責任者が「野球場に隣接した新しいビルディングにバンケットルームを新設する予定で、そこのマネージメントをお願いしたく、年収は○○○万円で如何でしょうか。」
 「その程度の収入なのか、どうしたものか。しかし何で自分は仙台にいるのだろう。過去の記憶が無い。」なんて考えて、そこで目が覚めた。
 この時期はテレビ番組はくだらないものが多くて実に虚しい。
 昔からお正月が嫌いで、限りなくドメスティックな状況に導かれてしまう世の中のシステムに、どうにかならないものかなと子供のころから感じていて、最近は諦めに似たネガティブな感情で己を支えるだけで精一杯である。
 NHKで紅白の前哨戦のような番組が始まったものだから数分でスイッチオフにしたけれど、昔の紅白歌合戦映像で近藤雅彦が「ギンギラギンに・・」歌っていて、あの歌詞が伊集院静先生の作品だとは俄に信じ難し。
 まだ新作の小説には手を付けていない状態で、飛行機や電車の中で読もうかな。
 
 テノール馬鹿シリーズの継続が難しいのは、あんまり馬鹿がいないから。
 クリスマスにニール・シコフのロドルフォを聴きながら、素晴らしいのだけれどやっぱり馬鹿じゃないな。
 
 こういう時は基本に戻るしかない。
 やっぱり、フランコ・ボニゾルリだ。
 ヴェルディリゴレット」から‘女心の歌‘。
 やっぱり凄い!