2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ケンプの写真・「フルートとオーボエ」清岡卓行

平日の昼間は二階にお住まいの方は仕事に出かけるので音量を気にしないで音楽が聴ける。 ブラームスのピアノ協奏曲1番、ケンプとコンヴィチュニー指揮ドレスデン国立管弦楽団、50年代のモノラル録音。数在る1番の中でもお気に入りの一枚。 ケンプもオケも情…

両親のこと

私の両親、父が信州上田の出身。広告代理店を経営していた。 母は東京の出身で沼津で成長し卒業後には教師をしたり、下高井戸の映画館支配人をしていた。 私は高齢出産だった。 両親がいなくなってから、2人の色々な事を知った。 東京大神宮で挙式したこと。…

銀の薔薇

一定のリズムを刻む夜行列車 レールの繋ぎ目から 虚無に削られた銀粉を撒き散らし 大地は毒に犯されてゆく 武装した小石は 死者となり 月影に照らされ 哀傷の憑依する偶像を求める 苦悩を感受し 私は「銀の薔薇」に 祈りを捧げる かつてクライバーの「薔薇の…

眼鏡

最近小さな字が読みづらいことがあり老眼の兆候かなと嫌な気持ち。 パソコンのやりすぎか、本の読みすぎか、空を見ると目が楽。 そんなわけで飽くまで遊び感覚100円ショップでその種類の眼鏡を買ってみた。 何ということだ。 良く見える。 私は視力が1・5く…

観光地と昔見かけた文士

鎌倉駅前に長々と工事しているスペースがあり、元々は銀行だった場所でリニューアルなのか別の建物になるのか知りませんが、よく見ると重要文化財発掘と書かれている。 武家の都なのだから掘れば色々と出てくるのだろうが、予てから気になっているのは、調査…

ドヴォルザーク交響曲の番号 レコード③④⑤

新宿でドヴォルザーク交響曲の古いレコードを3枚(2番、4番、6番)買ってきたのですが、帰宅し聴いてみたら2番が7番で4番が8番で6番はたぶん6番のまま?だった。 何のことだか意味不明でしょうけれど、つまり私が詳しくないのがいけないのですが、…

深夜の海辺

N響アワー、ブロムシュテット&ブッフビンダー「皇帝」素晴らしかった。 聴きに行けばよかったです。 音楽はやはりベートーヴェンだと、脳が揺れるくらい反応した。 そして思い出した、最初の音楽が扉を叩いた時。 私は子供、自宅にあったオーマンディ・フィ…

村上春樹1Q84とグールドと吉田秀和

数日にわたり緊張感の中での仕事が続き疲労が溜まりはじめています。 帰宅時に美しい月を見ながら、それが無くなりそうなギリギリの三日月と金星が絶妙のバランスでして、何処かで見た風景だなと感じ、後で思い出したらロッテガムの絵だったみたい、自分で可…

1Q84とグールド

仕事帰りに久しぶりにタワーレコードに寄ったところ「村上春樹1Q84の音楽を楽しむ」なんて陳腐なコーナーがありまして、バッハ平均律、ヤナーチェクのシンフォ二エッタ、シベリウスVn協奏曲オイストラフ等が並んでおりました。 そういうのを発見してし…

アラウ グリーグ・シューマン協奏曲 レコード②

市内にブックオフがありまして、と申しましても藤沢との境で交通量の多い賑やかで鎌倉らしからぬ場所。 このタイプの古書店には欲しい本が全くといっていいくらい無くて、前に黒田清輝と岡田三郎助の画集を買った程度ですが、先日ダンボールに無造作に入れら…

ノリントンの演奏会

サー・ロジャー・ノリントン指揮・シュトゥットガルト放送交響楽団を聴いてきました。 ハイドン交響曲1番、ブラームスのバイオリン協奏曲ソリストはパク・へユン、ドヴォルザーク交響曲7番、みなとみらいホール。 とても楽しみにしていた演奏会で、仕事も…

湿気

横浜の人ごみと土日のお仕事と睡眠障害の影響は計り知れぬ疲労を齎し、だらだらと一日過ごした。しかし仕事に関しては充実し、もう一度あの時間に帰りたいぐらい。 いつものように深夜から朝にかけて頭がさえてくる。 それでも次のお仕事まで数日休みが続く…

諏訪内晶子のショスタコーヴィッチ

久しぶりのコンサート。 バシュメット&諏訪内晶子、国立ノーヴァヤ・ロシア交響楽団。 プログラムはショスタコーヴィッチ祝典序曲・ヴァイオリン協奏曲1番・チャイコフスキー交響曲6番「悲愴」。 金額が安めだったためS席(13000円)1階7列目贅沢な聴…

フランクVnソナタ レコード①

前回、悲愴交響曲の事を書き、情緒の無い学に引っかかりもしないプルーストもどきになりかけた己の不甲斐ない精神に興ざめし、自分で書いているのに意味が判らず「なんだこれは」と少し修正したり、見られる覚悟が必要なブログの恐怖を感じております。 そこ…