1Q84とグールド

 仕事帰りに久しぶりにタワーレコードに寄ったところ「村上春樹1Q84の音楽を楽しむ」なんて陳腐なコーナーがありまして、バッハ平均律ヤナーチェクのシンフォ二エッタ、シベリウスVn協奏曲オイストラフ等が並んでおりました。
 そういうのを発見してしまうと音楽好きとしては些か寂しい気分になり腹立たしくもなる。
 それだけクラシック人口が少ないしCDも売れないから、売れる為なら何でもするということ。
 1Q84は1から3まで読みましたが、私はもう中身を忘れかけておりまして、始めた頃のブログにBOOK3の感想じみた文章を書いたのですが、今思えばなんであんなこと書いたのだろうと流行に乗せられた自分に少し反省しながら、あれだけ本が売れるのはとても凄いので、ムーブメントと認めなければいけない。
 ただ気になるのは、31章からなるBOOK3についてゴールドベルク変奏曲と重ね合わせた誰かの感想はまだ見ていないということ。
 ヤフー知恵袋でゴールドベルクにリンクさせて書いたと解答したのがありますが、あれは私。
 兎に角タワーの村上春樹コーナーにゴールドベルクは置いていない。
 つまりこの考えは個人的なもので全体的でないから、べつにどうでもいいのですが、30の変奏とアリアからゴールドベルク以外は考えられず、そのうち誰かが言い出したら悔しいから私は書くことで証拠を残したいと思っただけです。
 しかし私の最大の発見は1984年にゴールドベルクで有名なグールドの最後のピアノ録音(Rシュトラウスソナタ)が発売されているということ。
 改めてこれだけ記せば満足です。
 本の内容については面白いけれど感想は書かない。
 今日は乱文で大変失礼いたしました。
 
 ところで明日のN響アワーが楽しみです。
 ブッフヴィンダー、ブロムシュテットの皇帝です。
 最近の読書は吉行淳之介さんを読み返しています。