2012-01-01から1年間の記事一覧

舞台神聖祭典劇パルジファルとは?ワーグナーとは?

5日続けてバイロイト音楽祭のライヴ録音を聴きました。 今年はリングが上演されない年だったからか全体的に地味な印象でしたが、理想的な演奏が立て続けに行われたから聴覚的には満足した。最後はやはり「パルジファル」が相応しい。 NHKのBSで既に放…

バイロイト音楽祭に違和感。

FMで放送されていた「タンホイザー」を聴きながら色々と考えさせられた。 総体的に良い音楽が構築されていたと思う。演出は2年目のセヴァスティアン・バウムガルテン。刺激的な表現で昨年はブーイングの嵐だったけれど今年のお客は何故か普通の反応。改…

町内会費とホットワインとニキーチン

昨年は大晦日に北海道に行きましたが、今年はこのまま鎌倉で過すことにしました。 かといって何もイベントも無く、日々不健全なコンディションのまま時間だけが経過していく。 今日なんか酷いもので、11時に起床して13時頃にミートソースのパスタを食べ…

フォークトのローエングリン

FMでのバイロイト音楽祭放送、昨夜は「ローエングリン」でした。 ノイエルフェルスは以前テレビで放映したネズミの演出で、指揮はネルソンス。 ラジオなので舞台の動きなどは想像するしかないけれど、視覚は聴覚以上に脳に刺激を与えるような気持ちになる…

毎夜、独り「バイロイト音楽祭」ラジオに夢中!

FMでバイロイト音楽祭を放送している。 年末になると馬鹿馬鹿しいテレビばかりになるから、ラジオでワグナーが聴けることが非常にありがたい。 しかし、昨日の「さまよえるオランダ人」は、樋口裕一氏の言葉を信じれば「名演に感動!」だったけれど、僕に…

オルガンと陶芸家と奇妙な生活時代

NHKでスペインのサマランカ大聖堂のパイプオルガンを修復した技術者辻宏さんが紹介されていた。 7年前に他界されたそうですが個人的に懐かしい人。というのも僕の学生時代の大家さんなのです。 これが修復されたスペインの16世紀のオルガン。 今日の文…

12月19日の「学生王子のセレナーデ」

12月19日は「涙の日」 山路芳久さんのご命日、あれから24年が経過しました。 このCDを聴いた。「ウィーンによろしく 山路&ホリディ・メモリアル・コンサート」 山路さんが歌う「学生王子のセレナーデ」(岩谷時子さん訳詩)を聴いていると涙が出そ…

「エリア」とピヨピヨ保育園

ビリー・ジョエルを聴き、宝くじを買ったことが意外だったというコメントを頂戴いたしました。そうかもしれませんが、時々それも素直な自分だなと思うのです。 アメリカンポップスのCDは買ったことがないしyoutube程度で充分なのですが、土曜日の夜にバー…

PIANO MAN

PIANO MAN 訳詞付 / ビリー・ジョエル 目覚めたらお昼がとっくに過ぎていた。 明日明後日は仕事に集中したいから、今日のうちにやっておいてしまいたいことを暫し考え、家を出た。 鎌倉駅近くの郵便局で今月分の国民健康保険の支払い。今度は駅の反対側にあ…

音楽を心の友と

レコード芸術のサンプリングCDに、宮本文昭さん指揮東京シティフィルのモーツァルト「ティベルティメント」1~3楽章全部が入っていて見事な演奏。 僕にはまだ、身体を揺らしながらオーボエを吹く印象が強くて指揮姿を見たことが無いけれど、ホール入口で…

文化の隙間で知識を得る。

中村勘三郎さんが他界した。 以前銀座のホテルから仕事を頂いていた時期がありまして、用事が済んだあとぶらっと歌舞伎座に立ち寄り、一演目だけ廉価な天井桟敷で鑑賞したことが何度かあって、最も印象に残っている役者の一人が勘三郎さんだった。(正確には…

鎌倉朝市と贅沢な朝食

時々近所で朝市があるのですが、朝が苦手で行ったことがなかった。 しかも最近は寒い。でも行ってみた。 自転車に乗り海風が冷たかったけれど、夏を思えば冬がいいと思うのは、寒けりゃ着ればいいから。 今回の現場は鎌倉パークホテルの駐車場。 鎌倉野菜と…

イノック・アーデン

数日前のこと、アンプのスイッチを入れたら奇怪な音がして、右側のスピーカーから音が出なくなってしまった。 たぶんヒューズが飛んだのかと思うのですが、この故障は人生二度目の経験で、最初は随分昔の話だけれどマランツのレシーバーを使用していた時で、…

キーン氏のインタビュー

昨夜Dキーン氏がインタビューを受けていた。「日本国籍を取得する前は遠慮があったが、ようやく発言できる立場になった。」そして最初に日本国民として文章を送りつけたのは、橋下氏の文楽助成金削減発言に対しての抗議だったという。 実はあれは僕も同意見…

2012年の演奏会を振り返る 「連帯と個」

今日はお休み、気温も低く鳥の鳴き声もしない静かな月曜日は、焙煎したばかりのエチオピアコーヒー。 先日名古屋の「マツヤ式」のコーヒー器具を手に入れて工夫しながら淹れてみたけれど、上手に仕上がったのかよく分からない。 少し早いけれど年内の演奏会…

Leo Nucci Non ti scordar di me

20120304 Leo Nucci - Non ti scordar di me.MOV 昨夜と同じメンバーによる「忘れな草」を見つけたので貼り付けました。 今年3月の演奏会のようですが、どこの町で行われたのだろう? しかし隠し撮りなんてレベルではない、どこかの国のあなたの大胆な撮影…

レオ・ヌッチ 45th.Anniversay SINCE HIS DEBUT

今年70歳になった名バリトンのレオ・ヌッチ「デヴュー45周年記念リサイタル」を聴いてきました。 11月14日19時~ 東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル 1階席17列目5番で鑑賞。 伴奏、イタリアン・チェンバー・クィンテット(…

ミニ交換会

土曜日にHコウさんとFジョンさんにお会いしました。 御茶ノ水のいつもの中古CDショップでの約束、神保町のボンディでカレーを食べて、神田伯剌西爾で仏蘭西ブレンドという展開で時間を過しました。(Hコウさん、ご馳走様でした。) 実情として、Fジョ…

フランコ・コレルリ E lucevan le stelle

FRANCO CORELLI "E lucevan le stelle" (Bellissimo!!!) フランコ・コレルリのカヴァラドッシ(1967年パルマ)なのですが、なんかこれもの凄い歌唱。 騒ぎまくるお客で完全にオペラ中断。時代を感じさせるノイズが良い感じ。 「ああ、こういうぶっ壊れた…

ウィーン国立歌劇場「アンナ・ボレーナ」グルベローヴァ

ドニゼッティ歌劇「アンナ・ボレーナ」 エンリーコ8世 ルカ・ピサロー二 アンナ・ボレーナ エディタ・グルベローヴァ ジョヴァンナ・シーモア ソニア・ガナッシ リッカルド・パーシー卿 シャルヴァ・ムケリア ロシュフォール卿 ダン・ポール・ドゥミトレスク…

NHK音楽祭のマゼール、N響の歴史的名演を聴いた。

結論から書くなら、おそらくN響最大の名演だったのではないだろうか。 こんなN響聴いたことがない、と申しますか、あれはN響じゃない。 10月29日19時開演、NНKホール、3階L10列17番にて鑑賞。 普通N響を3階で聴いて、鳥肌が立ち音楽の波…

タイミングと心霊写真かもしれない目

フェイスブックの情報氾濫問題に悩んでいたある日、ハルコウさんから、「フェドセーエフの記事をFBに書いても、誰も見てくれない孤独ナウ。」のようなつぶやきが届いた。 それで名前で検索したら、山の頂に立てる「さすらい人幻想曲」みたいな写真が出てき…

お蔭様で名盤ばかり入手いたしました。

昨夜は楽しい時間を過すことができました。 定期的に開催される「グルグル交換会」なる大人のパーティに参加してまいりました。 シュルレアリスム宣言から約100年後、現代のブルトン、プルースト、エルンスト、ストラヴィンスキー、ピカソ、コクトーは仮…

気になる音

Mozart sonata k448 in D major - Alfred Brendel / Walter Klien 演奏会のことで書き忘れたことがあった。 別にたいした事でもないのですが、こんな時でもないと気がつかないので、参考になる音源を探したら、良いサンプルがありましたのでユーチューブから…

2台ピアノの演奏会

2台ピアノによるデュオリサイタル 10月19日(金) 19時~ ルーテル市ヶ谷 ピアノ 武正 久美子 宇都宮 三花 ナビゲーター 堀内 淳 バッハ 編曲マイラ・ヘス 主よ人の望みの喜びよ モーツァルト 2台ピアノのためのソナタ ニ長調 作品448 ラヴェル …

フェドセーエフ&チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ10月17日

フェドセーエフ指揮のチャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ(旧モスクワ放送)の演奏会 10月17日19時サントリーホール P席7列目14番にて鑑賞 スヴィリードフ 交響組曲「吹雪」プーシキンの物語の音楽的挿絵~ リムスキー=コルサコフ ス…

もう死んでいる。

マイブームの「グールド・モーツァルト全集」を聴きながら良い音とはなんだろう?なんて考えていた。 「あんたはどう思う?」とグールドに話しかけてみると、「ウウウ~1階席の真中辺りで妥協したらいい。ア~ウ」と返してきたような気がした。 先日スクラ…

丸谷才一氏死去

【貴重音源】丸谷才一「挨拶について」 挨拶の本について書かれた丸谷先生が亡くなりました。 ご本人による自作朗読を動画サイトからお借りしました。 本を読めば、少しばかり鼻につく表現があって、叱られているような気持ちになってしまい読まない時期もあ…

猫と胸像とモーツァルトとグールド

昨日荻窪に用事があって帰りに新宿ディスクユニオンに寄ってみた。 シェーファーの歌っているCDを全部揃えたいと小さな目標を立てているのですが、元々数が少ないのか「マタイ受難曲」しか見つけられなくて、仕方がないから何も買わずに店を出ようと思った…

お宝公開、スクラップブックを開く。

先日、ブログ友達のsalonenさんがカラヤンとバーンスタインが死亡した時の新聞記事を公開されていて、「ああ、先を越された!」と思ったのですが、僕は子供の頃から新聞記事に異常な執着があって(正確には文字に対する執着かもしれん。)誕生日のプレゼント…