2012-01-01から1年間の記事一覧

珈琲とライターとCDと本

先日仕事で御茶ノ水まで行ったのでディスクユニオンでCDを2枚、神保町の小宮山書店ガレッジセールで本を3冊購入し、最後は神田伯剌西爾「仏蘭西ブレンド」で休憩した。 店の奥に囲炉裏の形をした奇妙なテーブルがあって、そこだけ暗黙のうちに相席が強要…

ノーベル賞候補

前回に続いて村上春樹ネタで書きます。 というのも、昨日のニュースで氏がアメリカの雑誌かなんかでノーベル賞候補だと話題になっているそうだ。 でも何年も前から同じようなことを言われ続けていて、今更候補と発表されても驚くほどのことじゃない。 それに…

魂の行き来する道筋

数年前から新聞のない生活でいたけれど、村上春樹氏が朝日新聞に寄稿したと知り、近所のコンビニで買ってきた。正確には今年2回目の購入で吉田先生がお亡くなりになったときもそうだった。 魂の行き来する道筋を塞いでしまってはならない・・これは東アジア…

Loforese 92anni Tenore

Ridi pagliaccio. da Pagliacci Angelo Loforese piangendo canta e parla 92anni tenore 今年92歳になったロフォレーゼの「衣装を着けろ」 つい先月の日本公演の動画をyoutubeからお借りいたしました。 公演があることをブログを通じて教えてくだ…

諏訪根自子さんの死去

来月舞台で共演するピアニストさんと池袋のカフェで打ち合わせをした。 互いのイメージを話し合い妥協点を探りあった印象だけれど、イメージは確かなものになったと思う。 驚いたのはチケットはかなり売れているみたい。こりゃ適当な話はできないと己に言い…

最近のこと。

大関の日馬富士が二場所続けて全勝優勝した。 実は八月末に取引先ホテル主催のパーティがあって司会したのですが、ホテル運営会社が大関のスポンサーで、サプライズゲストとして関取本人が来館した。それでスピーチをしていただいたら、「来場所は必ず優勝い…

Helicopter String Quartet そして変態の記憶。

Karlheinz Stockhausen "Helicopter String Quartet" カールハインツ・シュトックハウゼンの「ヘリコプター・ストリング・カルテット」 2003年のザルツブルク音楽祭の映像だそうですが、深くは考えないようにしたいけれど、こういうの好きだ。 シュトック…

2003年8月25日のレオ・ヌッチ

Leo Nucci - Largo al factotum 適当に動画サイトを観ていたら懐かしい映像が出てきたので、ちょいと拝借。 これは僕がまだ子供の頃だったな、スカラ座が始めて日本公演してテレビで全演目放送してくれて、あまりのインパクトにピンクレディに夢中になってい…

松本で購入したレコード 9・10・11・12

今日は9月1日、関東大震災の日。 何故か土曜日なのにオフであるが、その分明日がやたら忙しくなってしまい、朝から夜までスケジュールが埋まっているから有難い反面大丈夫かなと少し不安な気もする。 感動のサイトウキネン「アルプス交響曲」以来、全く音…

深夜、三善晃について考える。

三善晃(Akira MIYOSHI) - 響紋~童声合唱とオーケストラのための(KYOMON) 今月中に解決させたい三善晃氏についての課題があって、どうにもこうにも壁にぶつかり文章が書けない。 気分転換にカフェオレなんか作って飲んだのですが、やっぱり駄目なのでブロ…

ロフォレーゼ来日公演 9月16日19時 亀有アイリスホール

Angelo Loforese Nessun Dorma 90 anni 全然更新できないでいた書庫「テノール馬鹿」に先程ご新規のゲストからコメントを頂戴しました。 なんでもロフォレーゼについて調べていたら、僕のブログに辿り着いたとのこと。 それで、知らなかったのですが、驚いた…

名演!ハーディング8月23日サイトウキネン演奏会

サイトウキネン松本、オーケストラ公演の初日を聴いてきました。 8月23日19時開演、長野県松本文化会館。 シューベルト・交響曲第3番 ニ長調 D200 R・シュトラウス・アルプス交響曲 OP64 TrⅤ233 指揮、ダニエル・ハーディング 演奏、サ…

マウリッスハイス美術館展

夏休みだし混んでいるとは想像していましたが、上野のお山は大変な賑わい。一昨日の日曜日。 西洋美術館のロダンを横目に、あまりの暑さにボ~として己は「考えない人」になりかける。 なんだか色んな展覧会があっちこっちで行われているのですが、目指すは…

玉虫一雄氏死去

終戦 World War II 月末までに書いてしまいたい原稿があって、一度ベットで横になっても気になるから深夜に起きだして、パソコンの前に座ってしまった。 そのまま作業を続けること数時間、気がついたら朝になっていた。 少し休憩をしたいと、買ってきたばか…

相京利枝さんのリサイタル

ソプラノの相京 利枝さんリサイタルに行ってきました。(東京文化会館小ホール8月6日月曜日13時30分~) ブログ書庫「音楽の話」で、この記事の2つ前に動画がありますのでご参照ください。 元々は相京さんの伴奏をしているピアニスト清水良枝さんと知…

パソコンでラジオの話。

NHKFMで6月に聴きに行ったP・ヤルヴィ指揮フランクフルト演奏会を放送していた。 これはブログ友達の恵さんが教えてくれた情報で、知らないでいたので助けていただいた気持ちです。 僕はパソコンでラジオを聴く習慣がなくて、特にFMの場合はチュー…

ロンドン五輪開会式から見えたもの。

ロンドン五輪の開会式が興味深かった。 朝早かったので観るべきか悩んだのですが、日曜日に五輪をテーマにしたイベントでお話をしなければならなくなり、参考程度のつもりでテレビを点けた。 細かな部分まで観察できていないのですが、英国の牧歌的な風景か…

お宝公開 その5 大切な時間

EDITA GRUBEROVA - finale of ROBERTO DEVEREUX, May 2012 Vienna 秋に最後の来日公演を予定しているグルベローヴァ。 動画は今年の5月、ウィーン国立歌劇場「ロベルト・デヴェリュー」のいわゆる「狂乱の場」である。 昨年のバイエルンオペラ日本公演で聴…

そこに自分の考えはあるか その2

昨日の記事、「そこに自分の考えはあるか・・・」について若干ヘビーで批判めいた内容だったかな、なんて考えてしまい、頭が空になる位の時間経過を待って録画した映像を再度視聴してみた。 それから一応自分の文章を読み直してみた。 どうやらあの違和感は…

そこに自分の考えはあるか 吉田秀和の遺言

7月23日19時30分~NHKクローズアップ現代「そこに自分の考えはあるか、音楽評論家・吉田秀和の遺言」 吉田先生の業績を語るにはあまりに短い番組だった。 追悼番組として再放送された「言葉で紡ぐ・・」からの映像の引用が多かったのですが、指揮者小…

明日は鎌倉花火大会

昨年地震の関係で中止された鎌倉花火大会が、0時過ぎたから明日25日に行われる。 一昨年も行ったし、近所だから観ようかと思うのですが、もの凄く混雑するから身体にはあまり良くはないと知っている。駅のスタンドに公式パンフレットが置かれていたので持…

馬琳

卓球 馬琳 スーパープレイ いじめ問題、交通事故の裁判、原発反対のデモ等、幾つか思っていることを書きかけたのですが、どうしても文章化することが難しくて何度か削除を繰り返し数日が経過した。 なんか書けないから、角度を変えてみた。 意味もなくyoutub…

吉田秀和さんのお別れ会

友人とバーでグラスを合わせた。 献杯はちょいと高価で香り豊かな琥珀色のスコッチウイスキー。 鎌倉駅に帰ってきた時刻は0時49分。午前様ということは、既に7月10日 つまり四拾九日になった。 タクシーを待ちながら、もう先生はこの街にいないのだな…

シューマン「レクイエム作品90」 シェーファー

Schumann - sechs gedichte und requiem, Op. 90 /5-6-7 [v: Christine Schafer - pf: Graham Johnson] シューマン「レーナウによる6つの詩とレクイエム」作品90。 これは、その5曲目~7曲目。 youtubeでシェーファーを検索するとそれなりに幾つ…

クリスティーネ・シェーファー リサイタル

楽しみにしていたシェーファーのリサイタル。7月2日 王子ホール。 ピアノ伴奏エリック・シュナイダー、「冬の旅」のCDで共演している人。 先日の名古屋公演ではヘンリー・パーセルとジョージ・クラムという異色のプログラムだったそうで、ゆとりがあれば…

名盤!クリスティーネ・シェーファー「アリア集」

仕事帰りに横浜のタワーで発売されたばかりのクリスティーネ・シェーファー「オペラアリア集」を購入した。 実は今夜、王子ホールでのリサイタルを聴きに行くのですが、全ての人生の喜びを2012年だけで結論付けなければいけないとしたら、「私のクリス…

言葉

ヤフーサービスの改定に対し多くの人たちが苛立ちをお持ちでいらっしゃる様子。 個人的には特に被害を受けていないので実感が伴わないのですが、大量の書き込みを少し読んでみると共感できる内容が多く、なるほど利便性以上に面倒なシステムだと感じられてく…

「レコード芸術」 追悼特集 吉田秀和

「レコード芸術」7月号が、追悼特集吉田秀和だったので購入した。 しかも死の前日に編集部が受け取ったという直筆遺稿完全掲載である。 僕は「レコード芸術」があまり好きではない。 正確には、「之を楽しむ者に如かず」の箇所だけ毎回立ち読みをしていた。…

久しぶりの「凄すぎる音楽」 鉄工所と謎の本

モソロフ 交響的エピソード《鉄工場》 ロジェストヴェンスキー指揮ソビエト国立交響楽団の演奏。 いつか実演で聴きたい音楽なのですがなかなかチャンスが訪れない。 今年のラフォルジュルネで下野さんが指揮したそうで(たぶん読響)それを聴いた赤旗の友人…

銀座とテレビで聴いた小澤&水戸室内管

日曜日ぶらりと銀座に出かけた。 新橋、有楽町近辺等の銀座の外れには時々出没するものの、四丁目とか銀座らしい場所は久しぶり。 僕にとっての銀座は「天龍」で餃子を食べ、ランブルで珈琲を飲むくらいで他にする事も無い。 気が向いたら天井桟敷一演目の歌…