お宝公開、スクラップブックを開く。

 先日、ブログ友達のsalonenさんがカラヤンバーンスタインが死亡した時の新聞記事を公開されていて、「ああ、先を越された!」と思ったのですが、僕は子供の頃から新聞記事に異常な執着があって(正確には文字に対する執着かもしれん。)誕生日のプレゼントに「スクラップブックが欲しい。」と発言するくらい可笑しな少年だったのです。
 というのも、小学1年生の時に別に宿題でもなんでもないのに毎日ノートに詩を書き続け学校に提出していたら、馬鹿な内容でも数書けば当りが生まれるもんで、テレビ批判をした詩に先生が共感してくださり、朝日新聞の今でもあるのか知らないけれど「小さな目」というタイトルのコーナーに送られ、なんと採用されてしまった。
 だからスクラップブック最初の使用は自分の詩なのである。勿論大切に保管してあって個人的お宝なのでしょうが、公開するのはあまりに恥ずかしいのでパス。その後も何回か自分の名前が新聞に載ったことはあるのですが、中学や高校時代の部活だったりするから趣の異なる世界。
 ということで、今となっては面白く感じられる巨匠の死亡記事の一部を公開させていただきたい。
 まずこれ。
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 よくもこんなものスクラップしてあったと自分でも関心してしまう。
 当時の新聞、カール・ベームとルビンシュタインの扱いは相当大きい。力強いピアニストの手が素晴らしい。
 失敗したのはグールドをスクラップしていないことだけれど、あの頃は音楽家の好みも何も解ってはいない無知な時代だった。
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 大きさでいうなら↑の半分以下の紙面で2人のマエストロ。特に思い入れがあった演奏家ではないが業績に対し尊敬の念を込めて切り取ったのでした。マタチッチはN響ブルックナー8番を聴いた。
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 番外編としてジャン・ジュネですが、この死亡記事は意義深いような気がしてくる。その後小生は変態文学の道を歩みだすことになった。
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 反社会性といえば、このような記事も・・更に意義深いと思われる。
 天安門事件に対し文化人が行動に出た時の新聞。メニューヒンが「暴虐」と発言した。重い言葉だった。 
 本当に悲劇的な事件だった。中国軍は戦車で一般市民をひき殺した。忘れてはいけない。
 
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 考えさせられる。なんだろう?このモヤモヤした感じ。
 ノーベル平和賞の発表があったばかりですが、意識してアップしたのではなく、ただの偶然です。
 
 完全に不眠症である。睡眠薬を飲んでもどうにもならない。