忙しい土日。

 充実していましたが、忙しい土日でした。
 仕事の合間に御茶ノ水のディスク・ユニオンに寄ったら、「レコード芸術」が平積みになっていた。
 今回は吉田秀和特集で、買いたい衝動を抑え我慢、そう雑誌は買わないと決めている。
 雑誌は立ち読みでいい。少しだけパラパラと文字を追ったが全部知っているような内容で新しい発見はそんなに無く、とりあえず値札を見たら1,300円くらいだったかな、いつのまにレコ芸はあんなに高くなったのだろう。
 CDやレコードは見ないでそのまま店を出たけれど、草臥れているから音楽を聴くコンディションではない。
 電車の中で伊集院静先生の「水のうつわ」を読み返そうと鞄に入れていたのですが、車内では熟睡しかもとても暑く鎌倉駅に着いたときは汗だくになっていた。
 明日はオフですから読書しようと思う。
 二日間で随分多くの人を見た。
 皆何かの目的を持って街を歩いたり電車に乗ったりしているのだなと、当たり前のことを考えた。
 駅前のティッシュ配りのバイトの人、携帯電話屋の前で喋り続けるナレーターコンパニオン、駅員、バスの運転手、煙草屋のおばさんetc、最寄のバス停まで到着すれば誰もいなくなり静かな山が私を迎えてくれる。
 安心した。
 信じられないことに、これから今日初めての食事。
 そりゃ草臥れるわけである。