胃の検診と怒り爆発

 市の健康診断。
 本来であれば誕生日の10月に受けるべきなのでしょうが、なんだか忙しくて遅れて申し込んだら、昨日が内科で今日が胃癌の検査、来週が大腸になってしまい、しかも全部別々の病院だから厄介。
 それで今日が一番遠くにある場所だったのだけれど、朝9時の予約で確認していたので出かけて行った。
 受付で名前伝えて支払いをしようとしたら、看護師の衣装を着た態度のでかいおばさんが
 「あなたの予約は11時30分ですからお待ちいただきます。バリウム飲むので昨日の22時から水分は補給していないでしょうね。」と上から目線で話しかけてきた。
 普段から私は腹がたっても穏やかに対応するようにしているのですが、久しぶりに頭にきた。
 そこで私が何を言葉にしたのか文章にできないくらいの内容なのですが、おばさん含め受付にいた関係者が頭を下げるまで絶対に許さなかった。
 受付を破壊してやろうかと思ったくらい。
 どうせ市のやることだからあの程度なのでしょうが、電話で対応した人の言うままに時間を作り朝早く来てしまい、どうせ胃癌にもなっていないから帰ろうかと考えたけれど、長い人生の2時間30分くらい待つのもいいかなと思い直し代金1,000円を投げつけ、保険証も見せずに診察書類を受け取りベンチに座った。
 そうしたら責任者と思われる男性が直接謝りにやってきて、そうとう私の怒りを恐れたのか
 男 「あの、お客様の順番は33番なのですが・・(彼の声は震えている。)・・直ぐに診ていただけるようにしますから、書類の33という数字を他の人に見られないようにしてください。」
 私 「どうして?」
 男 「33番なのに先に検査していると思われたら大変ですから・・」
 私 「ふ~ん。」
 かくして数分後、私はバリウムを飲んでいた。
 ジーンズだったから仕方なく間抜けな感じの診察用の服に着替えたのですが、前後に数名年配の人達が横並びに座っていて、私以外の全員が無地の白いシャツとモモヒキだったから早く終わらないかなと、そればかり考えていたし誰かに見られたら最悪の光景である。
 検査後ミネラルウォーターを下剤2錠と共にがぶ飲みし帰宅した。
 夕方トイレに直行したのは排便ではなくバリウムで、白く濁った水を眺めながら、今日一日でどれだけの量のバリウムが人々の体内を上手い具合に流れたのだろうか?などと詩にもならない馬鹿らしいことを考えた。