「ローエングリン」2004年ブタペスト 演出カテリーナ・ワグナー
Lohengrin - Szimonov @ Budapest (2004) - Pt 22 / 23
少しだけ音楽を聴く気分になってきました。
少しだけ音楽を聴く気分になってきました。
そこで数年前から気になっている舞台を紹介させていただきたい。
もう動画サイトから消されたかな?と思いながら検索してみたらまだあって、しかも全曲聴けるのですが、ここでは3幕のエンディングだけ。
ユーリー・シモノフ指揮、カテリーナ・ワグナー演出、2004年ブタペストでの「ローエングリン」である。
一般的に知られている歌手はエヴァ・マルトンくらいで、全体的な演奏の質は如何にもブタペストだけれど、演出が面白いのだからそんなことはどうでもいい。
2004年といえば、まだバイロイトの次期監督を誰にするのかすったもんだしていた頃と思いだすけれど、カテリーナは才能を発揮させ欧州の地固めに入っていたのかもしれない。
今やウォルフガングの時代は遠く過ぎ去り、多少の懐かしさはあるけれど社会の動きは止められない。
この舞台に対しての感想は色々あるのですが、まだ文章を真剣に書くほど思考が音楽モードになっていないのでパスさせていただきます。
ただこのような刺激は今の社会に必要だとは感じる。
聴衆の反応が素晴らしいし、私もその場にいたかった。
欲を言えばオブラートに包まれたような刺激で、もう少し毒があってもいいかなと思わなくもない。
勇気と感動を社会に与えたからだろうが面白みに欠ける。
個人的には「建屋」がいいと思っていて、改めて東電の社長が出てきて記念品を貰い、受賞の感想等を含めご挨拶してもらいたかった。
渋谷辺り歩いている若い女性に「今年の流行語は何が良いかと思いますか?」みたいなインタヴューはやめてもらいたいのは電波の無駄。
社会に所属している自分に嫌気がさしてくる。