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 5月21日ヤナーチェク歌劇「死者の家」新演出初日バイエルンオペラについて
 本日「席が確保できた」メールがあり思わず笑ってしまいました。
 しかもパルケット1列目(驚)こんな場所でオペラ鑑賞したことない。というか前過ぎる。もしカメラが入っていたら指揮者背後に映りこむ危険性有。
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 ミュンヘンのネット予約は初めてだったので勝手がわからずにいて、でも3ヶ月前に連絡があるシステムだから約2週間遅れの歌劇場対応。ドイツ語圏はもう少ししっかりしたものと思っていた。ちなみにウィーンは速攻で返信。間違いもなかった。不親切と安心、2つの入り乱れた感情が交錯。あとは心地よく過ごす手続きだけ。余計なことは考えないようにします。
 学習したのは、※ヤナーチェキアンが少ないこと。もしかしたら絶滅危惧種。※なにかと高くつく場合がある。※舞台があるから生きている。生きているから舞台がある。
 そして、大丈夫と自分に言い聞かせる。


 関係ない話で過去のことだけれど、宇野選手の五輪「誰も寝てはならぬ」あれはカレーラスだと思う。実はテレビを点けたままウトウトしていて、ぼんやり「カレーラスが歌っている」と感じた。人の限界?苦しそうに高音に持ち上げる歌唱に心打たれる。後日ニュースでメダリストのクール過ぎる演技から「彼はトゥーランドットを知らないのだな。」と勝手に考えた。メドベージェワの「アンナ・カレーニナ」は素敵な表現。音楽構成も素晴らしく、冒頭汽車の音と表情から悲しみを、ぶれのないジャンプから強さを、流れるようなステップから鬱陶しい主人公の性質を思いだし、結論「ああ彼女はトルストイを読んでいる。」と思った。技術が優先されるはスポーツの仕組み。まして僕に専門知識はない。芸術性の尺度は曖昧。男女それぞれの銀メダル。一話完結のドラマ。