動物病院とアレルギーと健康診断

 ここ10日間程様々な用事がありました。休職中だから一般的なストレスとは異なりますが、何かアクションを起こすと身体がフラフラになってしまう。
 まずは家族の中で一番弱虫のデブ猫ピート君のこと。
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 年明けの予防注射のときにカートに入れようとしたら怖がっておしっこを漏らしてしまい、病院ではカートの中にしがみついて「ヤダー!」と鳴きながら出てこようとせず、やっとの思いで診察台にのせると二度目のお漏らし。元々殺処分直前に助け出した子猫時代のトラウマを抱えたままぬくぬくお家の中で過してきたから、仕方ないかもしれない。その時先生に奥の歯茎が傷んでいるか「お薬と歯磨きね」と診断を受けた。その薬を飲ませることの大変なこと。逃げまわるから歯磨きなんか不可能に近い。
 そして先日どうやら歯茎が限界に近い様子を感じ取り、行きつけ病院は遠いから歩いていける長谷の病院に連れて行った。普段は何も考えていない無垢な表情なのにカートを取り出すと、いつものお漏らし。
 それで結果としては全身麻酔で歯茎の手術だというから、ショック死してしまうのではないかと心配になった。
 このままだと1年~2年でご飯が食べられなくなるそうだから「じゃあ、お願いします。」
 日焼けしたいかにも趣味は波乗りという雰囲気の先生に不安をおぼえたが、話をしてみるととてもしっかりしている人なので任せることに決めたのです。それで「5時間あれば全ての治療が終わりますから、あとでまた来てください。」・・その時のピートの寂しそうな顔。無垢な目が潤んでいるよう。「ニャー。」・・「ピート!」
 5時間後暗くなりかけた大仏前を歩きながら迎えに行く。昼は混雑しているのに夕焼けと共に観光客がいなくなる寺だらけの街。お店のシャッターは次々と下ろされていく。
 サーファー先生曰く「大成功です。心配なさらないでください。太っているので他はどうかなとも思いましたが、内臓も問題なし。」と手術中の写真やレントゲンも、また数値が記された書類で丁寧に今後の対応含めて説明してくれた。健康なんだな。歯もまだまだ大丈夫とのこと。安堵。しかし驚いたのは人間年齢で言うならピートは76歳らしい。心臓の速度に比例するのだろうか。帰宅後おびえていた表情はいつもの何も考えていない状況に戻りました。この晩は珍しく僕にしがみつきながら寝むった。巨大で生温かいモワモワした枕のようでした。

 今度は僕の病院。いつもの先生にアレルギーの薬を処方してもらっていたが、全く改善しないので鎌倉駅近くの皮膚科を訪問して検査をしたまではお伝えしたかと思いますが、そのデータを説明していただいた。
 ハウスダスト、ダニまでは想定していましたが、やはりそうだったか!異常に高い「猫アレルギー」の数値。こりゃどうすればいいのだろう。新しい薬を処方してもらい。半分程度改善したような気がするけれど、次は今週木曜日。まだ痒くて眠れないことが、3日に一度くらいやってくる。

 そして年に一度の健康診断は大きな病院。
 日時を予約してから説明書とキットが郵送されてきて、2度に分けて採取提出がルールなのですが、期限が定められると出るものも出ない。どうにか解決させたが、アホみたいな必死な作業はまさに至難の業であった。
 病院はやけに混雑していて事務の人も忙しそう。そしたら年配の女性が「尿の採取はどこですればいいのですか?」・・ほぼ同時に「私もわからないのですが」と紳士。そしてもう1人。そのタイミングで僕もその順番がやってきたので、事務の女性に「場所わかるので、皆さんを案内しますよ。」・・「ありがとうございます。」
 僕は「3名様、ご案内させていただきますので、まず1列にお並びください。」何故かきちんと整列する3人。
 「それでは私についてゆっくりあわてずにお歩きください。では参りましょう。」休職中とはいってもナレーターの声は聞き取りやすく響くので、関係者以外の注目を感じた。そして自分でも何であんなこと言ったのわからないが、右手を上げて大きな声で「大浴場はこちらです!」館内は大爆笑になった。並んだ4人がマヌケな病院服を着て、片手に採取用の紙コップで並んで歩行だから仕方がない。小生は躁状態だったのだろう。
 今回はバリウム飲む検査はしなかったから、下はジーンズのままだったが、かつて「こちらのベンチに座ってお待ちください。」だったとき、自分以外のオヤジ全員がモモヒキだった現実を直視し、パニック障害になったことを覚えている。この街に生きる資格どうこうではなく、一度も穿いたことがない我が人生。白いブリーフにしてもそう、ひょっとしたタイミングで布の後ろが肛門方面にめくれてTバック状態になったら、尻呼吸が困難になり、とても冷静でいられなくなり気絶するかもしれない。・・・ちなみに尿検査は無事終了した。
 気になったのは内科医との対話の中で、もしかしたら不健康な要素に別の病がからんでいて、きちんと検査が必要だけれど、このケースは治らないかもしれないとのこと。想定外の話。いい病院を教えていただいたので、セカンド(サード)オピニオンの検討が必要になるかもしれない。面倒だが少し安心した妙な気分。
 ところで書類の小さすぎる文字に診断書所有者は健康診断が割引きになる可能性があるとあった。(それこそハズキルーペじゃなければ見えないような文字)こんなこと役所からも病院からも知らされていない。電話で問い合わせても待たされる。行政には横の繋がりがなく、困ることばかり。その後自分は割引きの人と判明。
 毎年通常の金額で検査をうけていた。数千円。今回病院への支払いは500円だった。
 いままでの金額返してもらいたい。
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帰りにセブンイレブンに寄りグリモーリサイタルの払戻しをしました。