音友2月号を立ち読み

 鎌倉駅前の本屋で「音楽の友」を見る。
 目玉は昨年のコンサートランキングで、評論家達が「ああでもない、こうでもない・・」と順番を投票するシステム。それが分かっているのに気になってしまうから立ち読みしてきた。正確には立ち見程度。
 1位 アーノンクール指揮 ウィーン・コンチェントゥス・ムジクス
 「なるほど」という気分で、知人がメストのクリーヴランドを絶賛していたので「やっぱり良かったのだな」
 アーノンクールの1位は聴いた人なら誰もが納得でしょうが、ガラガラに空いていたサントリーホールを思い出します。
 サロネンの2位は、今頃になって評論家も気がついたのかなと思うし、私としては1位だって良いくらいで実際に驚くべき名演だった。
 ところで、ヤルヴィは誰か一人だけが投票していて確かベートーヴェンだったと思うから、でも12月のシューマンは雑誌の締め切りを考えると対象外だったのかな、素晴らしい演奏だっただけに少し損した気分である。
 となると、年末年始の「トリスタン」は大野和士が頑張ったのに完全に対象外となる。
 ロイヤルオペラの「椿姫」をあげている人もいた。恐らく最終日のネトレプコを聴いたのでしょう。
 演奏会で感動したりは異性との出会いに似ていて、狙いを定めると振られる可能性が高いように感じる。
 偶然の出会いは感動的。
 だから、こういう企画は適当に参考とするのが良いみたい。
 音楽の友社は「独自の思想があるわけではなく、書き手に誌面を貸し出している特殊な雑誌で、売れれば良い。」これは社内のとっても偉い人の証言です。
 まだ今年のコンサートチケットは1枚も買っていませんが、そのうち何かが聴きたい気分にきっとなるでしょう。
 ワーストコンサートとかあったら面白いなと思った。
 駄目です。
 今日は悪文。
 失礼いたしました。