禁断症状

 デュラス「苦悩」の観劇後CDやレコードを聴かずに過ごしております。
 そろそろ禁断症状が出てくるはずなのに、音楽に限らず油断しているとあらゆる欲が停滞し食事も疎かになる程。
 昨日なんか酷いもので朝食に食パン一枚で、それから何もしないまま夕方から仕事にむかいパーティの司会でしたが、宴のお開き後にシェフが「よかったら刺身食べてください。」と、ありがたやホウボウや地蛸を厨房で頂き「美味しい!」外はもう暗いのに今日2回目の食事だなと気がついたくらい。
 深夜空腹のあまりクッキーとチョコレートを食べた形跡を起床してから発見したくらいで、微かに記憶はあるのですが、どうやら夢遊病のように半分寝ながら自宅内を徘徊していた様子。
 これは病気である。
 全ての欲を放棄したとしても最初にやってくるのは食欲であり、その次が睡眠欲みたいです。
 お昼過ぎになり珈琲とまたトースト。
 最近気がついたのですが、食パンを焼く時はトースターよりガスコンロの魚焼きを使用した方が美味しくなると発見。
 つまり表面がこんがり中がふわっである。
 今週は寒いらしいが先日の春一番と共に季節の変化を感じる。
 裏庭には名も無き小さな花が咲き始め、てんとう虫をよく見かけるようになった。
 やはり音楽の季節だなと思い今夜のN響アワーのプログラムをチェックしたら、デュトワ指揮のブリテン「戦争レクイエム」 これがまたマーラー以上に苦手な世界で、ブリテンは何処が良いのかさっぱり理解できない。
 これから何かCD聴いてみます。