税務署とカフェと梅の花見。

 確定申告で税務署に書類を提出。
 気持ちも楽になり自転車だったので町を散策。
 小町通りは平日なのに凄い賑いで、そういえば昨年リニューアル工事に入っていた喫茶店「ミルクホール」が完成しているはずだからと思い出し行ってみました。
 夜はバー営業もしていて、不思議と落ちつける場所で、たしか映画「ツィゴイネルワイゼン」のロケに使われた。
 アンティーク商品も売られていて、やたらと高額なのが鼻につくけれど、これが鎌倉価格なのでしょうか。
 壷や皿(価値があるのでしょうが小さいのが2万や3万円)に紛れて何故かワルター「第九」メンゲルベルクの「田園」も売られている。
 ここは地元の人より観光客の休憩場所なのだと思います。
 内装は前と同じような感じで、変わった所は窓が大きくなったことと、トイレが綺麗になったこと。
 それから禁煙と喫煙席が完全に分かれたあたりかな。
 メニューは同じで、珈琲は600円と少し高め。
 味も改装前と同じで、不味くはないけれど感動するほどではない。
 レジの近くにチラシがあって「鎌倉ミルクホール・蓄音機ライヴ」と書かれていた。
 3月13日(日)18時30分より、チャージ無料。選曲、トーク、蓄音機操作 成田屋古漫堂(蓄音機愛好家)とある。
 名前が凄いから笑ってしまいましたが、たぶん野村胡堂(あらえびす)を真似したと思われる。
 古漫堂さんのライヴを聴いてみたい気持ちはあるけれど、残念ながら日曜日は仕事でNG。
 今回の蓄音機は日本ビクターのビクトローラ卓上型とデッカのポータブルタイプの2種類だそうで面白そう。
 次があれば行ってみたいと思いました。
 休憩後、源頼朝公のお墓と二階堂の荏柄天神まで自転車を走らせ、ほんの少しだけ時期が遅かったか、梅のお花見をしてきました。
 荏柄天神は学問の神様で、驚くほどの合格祈願の絵馬だらけ。
 神様も大変である。
 帰り道、バス通りを避けて路地に入ると吉田秀和先生のお家があるのだけれど、門の外から玄関の方を覗き込むと、そこにも梅が咲いていました。