地味な行動

 九州の別府・宮崎で世界的な音楽家が見事な演奏を繰り広げているようで頼もしい気持ちになりました。
 聴かれている人たちが羨ましい。
 神奈川に住んでいると、また今の仕事ではこの時期に九州まで行くのは困難で、音楽祭としては夏場の札幌か松本が限界みたいです。
 今年のサイトウキネン松本は、プログラム発表とチケット発売が遅延と記されていて、ふと小澤さんの病気のことを思い出し、震災の時など真っ先に何かアクションを起こしそうな印象があるだけに、昨年12月のカーネギー公演から現在まで続く長い沈黙が気になってしまう。
 バルトークの「青ひげ公の城」を上演すると何かで読みましたが、調べてみるとソプラノのツィトコーヴァとバリトンのゲルネが歌う予定になっているから楽しみですが、どうかな?行けるのかなと手帳を眺める。
 フリーで仕事しているから自分で予定は組めるものの、地震の影響からまだ完全に脱出できていない状況で、それでも今月からはそれなりに形にはなってきたのかな、今度は計算機で生活費や何から足したり引いたりすると、残念ながらまだまだ。
 明日友人夫妻が新婚旅行でウィーンに向けて出発する。 
 これは羨ましい!
 ガッティ指揮でウィーンフィルマーラー「9番」、別の日にはメインがベートーヴェン「3番」のプログラムのチケットを抑えているそうで、オペラも何か観るのかな。
 しかし、ふじジョンさんのブログを読んでいたらライナー・キュッヘルを宮崎の客席で目撃したらしく、あの人はウィーンに行かないでいいのかな?
 私は・・水曜日マーラーの映画を横浜の黄金町という寂れた街で鑑賞してまいります。
 命日でちょうど100年なのですから考えようによっては凄いことですが、どちらかといえば100年の命日に向けてウィーンに出発する方が華やかである。
 どんなに映画に感動したとしても、私は途轍もなく地味だなと思う。