NHK原爆のドキュメンタリー

 NHKで原爆投下前に軍部が投下されることを認識していたという衝撃のドキュメンタリーがあった。
 無言のまま見続けてしまったのですが、だんだん腹が立ってきまして、勿論日本の軍部が空襲警報も出さなかった事実に対してもそうですが、米国に対しての憤りが大きくてどうしようもない状態になった。
 番組には広島への原爆を搭載したB29に乗っていた人、搭載機の無線を傍受した人等の証言がありとても生々しい内容で知らないことばかり、皆年齢が90くらい。
 長崎の時は投下される5時間も前に軍部は情報を把握していた。
 5時間あれば多くの人が退避できたのではないかなと残念でならない。
 全ては残された僅かな資料から判明したそうですが、無条件降伏直前に軍部の大量の資料を燃やすように指示を受けた人の証言も興味深かった。
 「燃やして灰にして粉にするように」との上からの命令。
 所謂隠蔽工作というやつで、ふと中国の列車事故後の対応なんか思い出しましたが、現在までの日本政府だって似たような体質なのだろうし、何も信じられない。
 
 今年の8月15日は能を鑑賞することになりました。
 終戦記念日に因み、平和を祈念しての薪能で場所は寒川神社
 この催しは昭和45年から続いているそうで、神社関係者の友人が手配してくださったのですが、かなりの大物が出演するから、どんな気持ちになれるのか期待してしまう。
 昨年はイベントの司会をしていたのですが、こんな日に仕事なんかしてはいけないんだと学んだ。
 一昨年は靖国参拝だった。
 参道に昔からある食堂というか屋台があって、そこで焼き蕎麦を食べてラムネを飲んで、周囲を見渡すと年配の人達が軍歌唱っていたり独特の日本の風景が存在している。
 参拝後神保町に向って歩いていたら、反天皇制を訴える族のデモが前から来て、後ろからは右寄りの集団で、横から警官の集団・・・死ぬかと思った。
 どうでもいい話ですが、あの混乱youtubeにも出てきて、思わず自分の姿を探したが見つからなかった。
 8月になると色々考えさせられます。