鎌倉に最大14メートルの津波
震災から明日で1年、テレビでは特集番組が多く、昨夜も幾つかの放送に見入ってしまった。
どの番組でも「これから津波の映像があります。」と事前告知があるのもフラッシュバック等の精神的障害に対しての配慮だろうか。
今後、首都圏或いは湾岸直撃の地震があった場合、鎌倉が相当な津波被害になると(14メートル?)昨年新聞で読んでいて、急に恐ろしくなってしまい被害予想の地図でも公開されていないかと思いネット検索してみた。
そうしたら、やたら見づらいマップと抽象的な表現の記事で、どのように理解していいやら困難な内容。
ということは、材木座・由比が浜・長谷・大町・小町は海になることを意味し、(雪ノ下教会、鳩サブレーの豊島屋、鏑木清方氏や吉田秀和先生宅、渋澤龍彦氏がサドを翻訳した家、中原中也が亡くなった病院なんか全部水没する理屈。)市の機能は完全に麻痺することが想定される。
ちなみに役所は駅の直ぐ西側にあって、景観の問題で高いビルは一つも無いのだから、最悪最低な事に逃げ場所が無い。
源氏山は遠く、なら八幡宮の階段を上れば大丈夫か?人が少なければ助かるかもしれないけれど、鎌倉って何万人観光客がいるのだろう。
理屈では大仏は海岸から850メートル離れていて海抜は12~3メートルだからそのような試算みたいですが、あの辺りに来たことがある人なら海から大仏様まで殆んど高低差が無いことを知っているはずで、長谷駅が水位5メートルになったら大仏の胸辺りまで海になるとしか考えられないと、私は一般市民の立場で思うわけ。
我家は・・これが実に微妙な場所で、とりあえず長谷の山の裏側だから直撃はないだろうがバス通りの大きなトンネルが近くにあってそこから海水が噴き出してくるだろうし、津波以前の地震で山が崩れたら完全にアウトである。
携帯で自宅の裏を撮影してみたのですが、土砂崩れの可能性大、ものすごい田舎の風景だなと改めて実感。
友人に言われた「あの辺りは猿もいるでしょう?」 「いるわけないだろ!」と思う。
ケーブルテレビじゃなければテレビがまともに映らない陸の孤島みたいな場所で、この山の反対側が海。