リッチャレルリの料理番組

 ソプラノのカティア・リッチャレルリを検索していたら、この動画に辿り着いた。
 つい先日新宿でリッチャレルリのライヴ盤のレコードを購入して、透明感のある声質で美しき歌姫なのは誰もが知るところでしょうが、高校生の頃だったかFMで録音したカセットテープを何度も聴いた懐かしさがあって、今回は良い買い物したと感慨深い。(ちなみにこのレコード。いつものディスクユニオン300円)
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 それで動画を見たら、いつのまにか歌姫はイタリーのただの太ったオバサンに変貌していたから吃驚した。
 これは牛丼屋のCMで酒井和歌子さんがお祖母さん役で登場して以来の衝撃であり、改めて時間は止めることができないのだな。
 何故かリッチャレルリは料理を作っている。
 かなり本格的なのだから、もしかしたら歌手を引退して料理人になったのかもしれないなんて思ってしまった。
 しかし、よく喋る人でこいつはイタリア語の特徴なのか、オペラや歌曲では何も感じないのですが、映画やドラマやNHKイタリア語講座なんかだとやたら煩く感じられる言語である。
 ヴィスコンティ初期の映画「ベリッシマ」や「若者のすべて」等、ご婦人方の井戸端会議のシーンなんか凄いパワーを発信してくるから、とても私はあそこでは生活はできないと思ったものです。
 たまたま先日仕事関係の仲間とピッツェリアで食事をして、ピッツァとパスタをシェアしたのですが、イタリーではコース料理の中にパスタが組み込まれて、その後にペッシェ(魚)とカルネ(肉)がやってくるのですから、元々農耕民族である我々は敵わないような気がしてくる。
 日本人がお茶を飲んでいる時間、彼らは巨大なジェラートを食べているだろう。
 性格は明るいというか、生きている間ずっと躁状態が続いているような気がしなくもない。
 ラテン系の若い女性は美しいのですが、年齢と共に急に全体的に膨らんでくるように感じられるのは気のせいかな。
 そういえばリッチャレルリは以前カレーラスと恋仲だった。
 成就はしなかった。
 カレーラスは病気したことも影響しているのか、最近は枯れ葉みたいに細い。
 料理番組の動画は沢山見られるので、料理の参考になりそうで面白い。
 我々も肉を食べて大きくなろう。