お譲りしたいチケットとお宝その10

 ご案内。諸事情によりチケット処分したし・・・
 
 11月28日(木)19時~みなとみらいホール C席一枚
 ベートーヴェン歌劇「フィデリオ」作品72 演奏会形式全二幕 ドイツ語公演日本語字幕付
 フロレスタン ブルクハルト・フリッツ  レオノーレ エミリー・マギー  ロッコ ディミトリー・イヴァシュチェンコ
 マルチェリーナ クリスティーナ・ランドシャーマー  ヤキーノ ユリアン・プレガルティエン
 ドン・ピツァロ ファルク・シュトルックマン  ドン・フェルナンド デトレフ・ロート 他
 
 楽しみにしていたのですが、仕事が入ってしまい行かれなくなってしまいました。
 場所は3F正面席、C席の中では良い部類だと思います。
 あてもあるのですが、少しでも音楽好きの紳士淑女にお譲りしたい気持ちがありまして、異例ではありますが告知させていただきました。ご希望の方がいらっしゃれば程度の考えです。細かな話は相談させていただきます。
 聴きどころは、バイロイト音楽祭パルジファル」表題役のブルクハルト・フリッツとスーパー・バスバリトンのシュトルックマン。実はこの二人が聴きたくて買ったのですが、人生色々あります。
 詳しいことは解りませんが、ピリオド奏法によるフィデリオは日本で初めてかもしれません。
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 ※話は変わりますが、<ARTE Live Web>で、ルツェルン音楽祭から、ラトル指揮ベルリンフィルモーツァルト後期3大交響曲ライヴ動画が配信されていまして、最初は何気ない思いだったのだけれど「こりゃ素晴らしい。」と、ついつい最後まで聴いてしまった。
 好みの問題もありますし、自分でも名演だとか言いきれませんが、ラトルのリズム感とオケの上手さが夢中になれた要素の一つ。それと集中していると、途中で電源をオフにするタイミングが3曲のどこにも見つからない。 
 何故ならば、それがモーツァルトということかな。
 何番が好きか?(確かにどれも名作)そういうことではなくて、3曲続けて聴いてみると今まで気がつかないでいた別の世界が見えてくるような驚き。それは、「静と動」「哀楽と喜怒」「生と死」まともな例が思い浮かばないが、この演奏からはどこのシーンを取り出しても緊張をはらんだ対立が存在しているように感じられて仕方がない。
 モーツァルトから慈愛の精神や協調性を獲得できれば何となく人間的かもしれないけれど、美しさよりは激しさが際立ち、しかもやったら孤独な世界を垣間見たとでも表現したらいいのかしらん。たぶんアルプスより北の人と日本人には考え過ぎる共通項があるような気がするのです。思考するとは孤独なのです。
 いずれにしてもこれまで気がつかなかった感覚がパソコンを通じて脳を支配した。
 
 
 ではお宝公開、サイモン・ラトルのサインです。
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 このとき僕は巨人を聴いているみたいですが全く記憶にない。もちろんベルリンフィルのシェフ以前のこと。
 ついでにもう一つ。つくづく自分はミーハーだなと思うが、ラドゥ・ルプーのサイン入りCD。
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 愛聴しているシューベルト即興曲集。筆圧が弱すぎで、ルプーよあなたも孤独世界の住人かと思う。
 孤独を自覚している人は優しさを持つ。そういう音楽。
 来月ルプーが鎌倉に来るので、仕事上時間調整が必要だけれど、せっかくシューベルトソナタだし聴いてみたい。