シェローの葬儀
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シェローの葬儀映像。
どうやら本当に死んだらしい。
アングラート、ブランの姿、彼らは愛する人のために列車に乗ってやってきた。
国家のトップを迎える神父の姿はマルゴのシーンに似ている。
棺桶は重い。
アデュー・ボナパルト!
日本では朝日に虫眼鏡状態の小さな記事。
仏のアンリ・ミショーが亡くなったときも似たような扱いだったと記憶があるが、詩人はわざわざメスカリンで幻覚状態を作りだして、気が狂ったような黒い絵を描いた。
僕はそれが好きで美術館に3時間くらい鑑賞し、家族になにも告げず数週間姿を消した。
虚無な風景は藤沢の百貨店7階。ビルは増えたが進化の無い街の午後3時30分25秒。
東京映画祭が開幕し、美容整形をした綺麗な顔立ちの俳優陣とアニメキャラが楽しそうにレッドカーペットを歩いていた。
その前日にコッポラ監督が宮様から名誉ある賞を貰っていた。
祝辞なのか「私は映画監督になることが夢だった。」と首相が語れば、同時にゴマすりのような脱力した笑いが会場を包む。馬鹿らしい。
今夜は、病んだ社会に生きる価値が見出せない心境。
それでも、今後仕事でも読書でも人間関係でも何でもいい、その場の現実と向き合えば無駄なことを考えずに何でも真摯に取り組めることはわかる。つまり表向きには変化ない生き方ができる。
そういえば、全く関係ない話だけれど不愉快な出来事がある。
「あいつをどうにかしろ!」全体を呪うのではない。稚拙な特定の犬を指している。
「名前も顔も分からないネット上で良かったですね。気をつけなさい。君、僕を怒らせると大変だよ・・」
こういうときは眠ればいいのでしょうが、起きていたのはナイフを磨いていたから。
そろそろ朝がやってくる。3種類の睡眠薬を飲むことにします。