Risto Joost

 radio4配信のとある演奏会。
 プログラムは以下の内容。
 Suite voor orkest nr.3, BWV.1068 in D gr.t. - deel II, "Air" J S Bach
 Cantate BWV.58, "Ach Gott, wie manches Herzeleid" ; compleet J S Bach
 Cantique de Jean Racine, op.11 G Fauré
 Partita voor viool nr.2, BWV.1004 in d kl.t. - deel V, "Chaconne" (Arr.) J S Bach
 Requiem, op.48 - compleet G Fauré
 演奏者は以下。
 Ilse Eerens (sopraan) Konstantin Wolff (bas)
 Nederlands Kamerkoor Nederlands Kamerorkest
 Dirigent:Risto Joostリスト・ヨースト?という指揮者がNederlands Kamerorkestと共にバッハとフォーレを演奏していて、きっと素晴らしいのだと思う。ソリストも好ましい表現。
 ヨーストがどのような経歴なのか何も知らないのですが、数ヶ月前にロレール指揮の「宗教改革」をラジオで聴いて<理想の再現>を見出した感覚に近い気持ちになれたのは、元々頭の中で鳴っていたバッハやフォーレが(特にRequiem, op.48 いきなり聴こえてきたように思われたから。理想と言っても特別な意識が働いている訳ではなく、きっといつかどこかで何気なく学習した遊び心が条件反射的に噴出した程度のものかもしれない。でもそれだけの理由でヨーストは忘れがたい存在。恐らくオペラや宗教音楽等を得意にしている歌の世界の住人なのだろうなと想像している。面白いのは、一見淀みのない美しい世界なのに、Libera me中間部以降の劇的な音楽にボリュームを上げて聴いてみれば、静謐とはさかしま?道理に背いたような、神経質で痛ましく暴力的で血なまぐさい社会が微かに見えてくるように思うのは何故?
 
 
 
 コロンビア豆を深く焙煎して中2日寝かせたものを一晩かけて氷出し。そいつを冷やして飲みました。
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 昨夜Eテレでメータの日本公演を放送していた。
 シューベルトの6番はつまらない時間だったけれど、マーラー5番とイスラエルフィルの関係は素晴らしく、思わず夢中になってしまった。しかし、アンコール・カヴァレリア間奏曲でのフライング「ブラボー!」馬鹿なお客だな。
 もうやめようよ。ああいうの。