早起き

 睡眠時に服用しているお薬の関係でやたら目覚めがすっきりしている。今朝は4時半に起床。昨晩ダウントンアビーを見ているにもかかわらずだから結果短時間しか寝ていないことになる。 その為か日常のどこかで異常な睡魔におそわれ、昨夜Eテレでのサロネンの演奏会放送を楽しみにしていたのに、気がついたらブラームス協奏曲の第3楽章になっていた。誰か録画した人がいらしたらご提供いただけないでしょうか?
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 ところでせっかく早起きしたのだから「ラジオでも聴こう!」と思い適当に検索していたら、ムーティザルツブルクウィーンフィルを指揮した《シューベルト第4交響曲》と《ブルックナー第6交響曲》を発見した。それを聴きながらブログを書いているのですが、良い演奏なのかもしれないけれどもの凄くつまらないシューベルト。(こんなことを言ったらまた世の反感をかうことになるかもしれないが)なんだか子供のころに我慢しながら聴いたベームとかを思い出してしまった。(当時はシューベルトは偉大な作曲家だからと思い込みつまらないと感じてしまう自分に問題があると感じていた) http://www.rtbf.be/radio/player/musiq3?id=2005277 意外なことに、似たようなアプローチだけれどブルックナーは好ましい演奏に聴こえてくる。
 ところでブロ友が「今更だけれど村上春樹氏の《1Q84》と《色彩を持たない多崎つくる・・》を読んでいるの」とメールがあった。それに影響され話の内容も忘却した《多崎つくる・・》を僕も読み返してみた。「そういえばこういう展開だったな」非常に巧くできている小説で(主人公の会話はなんとなくツィッターみたいだけれど)それなりに感慨深いものがあった。全てのシーンじゃないけれど、ジェネレーションギャップが無いからなのか時に自分ごとのように感じられ冷静でいられないせつない思いに導かれる。たまにはこういう読み返し作業も良いかもしれない。1Q84はあまり好きな作品ではないので再読はない。
 
 ジェネレーションギャップで思いだしましたが、それが皆無に思われるジェレミー・ロレール指揮の演奏会チケットを購入した。オール・メンデルスゾーンのプログラム。楽しみが増えました。
 現在ムーティブルックナーが終楽章に突入した。偉大な指揮者の偉大な音楽は、僕たちが生活している環境とは異なる、もしかしたら宇宙のような想像の域を超えたマクロ的世界のものなのかもしれない。携帯用再生装置で夜中に海岸辺りで鑑賞したら素晴らしいだろうな。でも今の僕にはもう少し個人的な枠組み?淡白でも良い、人の温もりを求めてやまないのです。