2015年の演奏会ベスト3

 これまでの人生で最もお休みの多かった1年が終わろうとしています。
 意識してあまり仕事も入れなかったのだけれど、工夫をすればどうにか生きていられることを学習。
 それでも振り返れば実り多き数ヶ月だったように思う。幾つか良い出会いもあった。
 つまり人間関係に恵まれたということ。
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 12月11日(金)王子北とぴあでオペラ鑑賞してきました。

 パーセル作曲 オペラ《妖精の女王》
 原作:シェイクスピア『夏の夜の夢』
 指揮:寺神戸 亮  
 演出:宮城 聰(SPAC)
 合唱・管弦楽:レ・ボレアード(オリジナル楽器使用)  
 俳優:泉陽二、大高浩一、春日井一平、加藤幸夫、貴島豪
 小長谷勝彦、大道無門優也、たきいみき、武石守正
 保可南、本多麻紀、牧山祐大、吉見亮、若宮羊市、渡辺敬彦
 歌手:エマ・カークビー(ソプラノ)、ケヴィン・スケルトン(テノール
 波多野 睦美(メゾソプラノ)、大山 大輔(バリトン) 
 ヒュンター・ファンデヴェン(カウンターテナー) ほか
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 席はこんな感じ。
 馴染みのない作品でしたが、一度エマ・カークビーを生で聴いてみたかったことからチケットを購入していたのです。結果としては当り前かもしれないけれど、もの凄いお婆さんになっていて、最初出てきたときは誰だかわからないあんまり歌の上手くない外国人という印象だった。
 SPACの俳優人が頑張っていてそれなりに面白かったが、音楽的にはなんの感動もなくて「早く終わればいいのに」ばかり考えていた。
 帰宅時、王子から鎌倉がやたら遠くに感じられた。
 
 翌日幕府終焉の地「腹切りやぐら」まで散歩。
 背中の方からなんともいえない寒気がやってくる雰囲気。
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 では、今年の舞台ベスト3を発表いたします。
 3位、ワーグナー演奏会形式の楽劇「ワルキューレ」(東京春の音楽祭。4月 東京文化会館
 ヤノフスキ指揮のNHK交響楽団。マイヤーのジークリンデとスミスのジークムントという贅沢な時間でした。
 
 2位、 ヴィヴァルディのオペラ「メッセニアの神託」日本初演。(ファビオ・ビオンディによる1742年ウィーン版の再構成版。2月 神奈川県立音楽堂
 ユリア・レージネヴァの歌唱に驚かされた。

 1位、B.A.ツィンマーマン(1918-70) ある若き詩人のためのレクイエム(1967-69)日本初演(8月 サントリーホール) 指揮:大野和士新国立劇場合唱団、東京都交響楽団
 この日を境に音楽に対する感覚が狂い始めた。

 他には、ルイージ&サイトウキネン「マーラー5番」・サロネンの「火の鳥」・ヌッチのリサイタル等、素晴らしかった。
 来年の予定は白紙に近い感じですが、4月21日のオペラチケットだけ予約しました。
 
 
 そういえばテレビ東京で放送される東急ジルベスターのカウントダウンはなんとギエムの「ボレロ」とのこと。
 まだ日本にいたんだ。ちょっと楽しみです。