2017年もよろしくお願いします

 心のバランスが悪く社会復帰できないまま1月が終わりそうです。
 灯油のストーブと電子レンジとDVDレコーダーが壊れパソコンの調子もおかしい。
 テレビでちょっとだけだけれど、NHKのニューイヤーオペラコンサートなんか観てしまったから家電がいかれたのかもしれない。寸劇的演出と福井のウェルテルと客席からのブラボーで体調を崩した。
 ブログに関しては、色々と書きたいことはあったのですが、時間が経過してしまうと何もかも古い話になってしまうのでチャンスに乗れなかった重苦しい気持ち。 
 お正月の小町通りの入口。中に入ると確実にパニック障害がやってくる。逃げるようにバスに乗車しました。
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 PC鑑賞だけれど印象的な演奏会があった。
 ハンブルクに新しいホールが完成。ヘンゲルブロックとNDRによるオープニングコンサート。
 以下が放送されたプログラムだけれど、実際には長々とスピーチやら、女性アナウンサーが大きなハスキーヴォイスの見た目ワルキューレで煩わしいとか色々ございました。
 それはともかく、素晴らしきはWolfgang Rihm!

 Benjamin Britten:
 Nr. 1 "Pan" aus: Sechs Metamorphosen nach Ovid op. 49
 Kalev Kuljus, Oboe

 Henri Dutilleux:
 Mystère de l'instant (I. Appels – II. Échos – III. Prismes)

 Emilio de‘ Cavalieri / Antonio Archilei:
 "Dalle più alte sfere" aus "La Pellegrina"
 Philippe Jaroussky, Countertenor
 Margret Köll, Barockharfe


 Bernd Alois Zimmermann:
 Photoptosis, Prélude für großes Orchester
 Iveta Apkalna, Orgel
 Furioso für Orchester
 Ya-ou Xie, Klavier
  
 Jacob Praetorius:
 Motette "Quam pulchra es"
 Ensemble Praetorius

 Rolf Liebermann:
 Furioso für Orchester
 Ya-ou Xie, Klavier

 Giulio Caccini:
 "Amarilli mia bella" aus "Le nuove musiche"
 Philippe Jaroussky, Countertenor
 Margret Köll, Barockharfe


 Olivier Messiaen:
 Turangalîla-Sinfonie
 10. Satz (Finale)
 Ya-ou Xie, Klavier
 Thomas Bloch, Ondes Martenot


 - Pause -
 Richard Wagner:
 Vorspiel zu "Parsifal"

 Wolfgang Rihm:  
 Reminiszenz, Triptychon und Spruch in memoriam Hans Henny Jahnn 
 - Uraufführung -
 Pavol Breslik, Tenor
 Iveta Apkalna, Orgel


 Ludwig van Beethoven:  
 Sinfonie Nr. 9 d-Moll op. 125
 4. Satz, Presto - Schlusschor über Schillers Ode "An die Freude"
 Hanna-Elisabeth Müller, Sopran
 Wiebke Lehmkuhl, Alt
 Pavol Breslik, Tenor
 Bryn Terfel, Bassbariton

 メルケル首相はじめ多数のVIPが映し出され、とても華やかな雰囲気。
 生中継で楽しんでいたけれど、うっかり睡眠薬を飲んでしまったことから、前半のメシアンまでが限界で、残りは翌日聴いたのでした。
 演奏について感想は書かないけれど、最後のベートーヴェン9番終楽章を原語で歌える合唱団が羨ましく思えた。ちょっと気になったのはこの程度暗譜してほしいな。楽譜を見つめるHanna-Elisabeth Müller・・
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 エルベ川沿いの工業地帯にド派手な建物。形状は昔のお城みたい。
 音響技師は日本人のミスター・トヨタだそうですが、なんだこれは!という感じの内部。
 確実に席はどこかな?と迷いそう。どことなく旧社会主義国家の会議場を連想させる。
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 途中トヨタさんのインタヴューがあって英語でお話されているのだけれど、加速するドイツ語同時通訳に邪魔され何を言っているのかわからなかった。
 実は昨秋からEテレの「旅するドイツ語」を欠かさないでいて、それらしく勉強をしているのだけれど、男性名詞と女性名詞の使い分けが難しい・・という以前に仮に話せたとしても相手の言葉を理解するのは難儀だから、僕は半分以上人生を諦めている。 
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 写真は元旦の七里ガ浜。富士の高嶺に雪はなんとか。

 そういえばウィーン国立4月17日ヤナーチェク「カーチャ・・」のチケットだけ返信が来ないから問い合わせしたら「残念ながら予約はできなかった。今後我々は貴殿のために努力する。しかし非常に困難。」みたいな訳のわからないメール。だから「買えるの?買えないの?どっち!」と再度送信。だいたいこの時期にヤナーチェクのオペラが売り切れることなんぞ100%ありえない・・脱力しながら壊れかけたキーボードを叩いた。
 その2日後「おめでとうございます。我々は貴殿のために席を確保した。」・・「ああ、そう。」でもドイツ語圏の人は律儀だなと思った。これイタリーとかだったらもっと適当なのではないかしらん。
 いずれにしてもパンダが僕を待っている。
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 それから秋のバイエルンオペラ来日公演の詳細が判明しました。
 「タンホイザー」S席65,000円で一番安い席でも17,000円。
 覚悟はしていましたが高い。しかもNHKホール。あの空間でフォークト聴きたくないな。
 でもどんな演出なのか気になります。