30年前

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 天安門事件から30年の今日、ふと思い出してスクラップブックを広げてみたら「文化人怒りの行動」というタイトルの記事が出てきました。
 当時僕は仕事しながら(まだナレーション・MCは始めていない時期)通信大学で勉強していて、どうにかやりくりしては演奏会や美術館に足を運んでいた。今思うと随分元気だったのだなと思い返す。
 ブログではあまり政治的な内容に触れたくないので事件についての感想は端折りますが、メニューヒンの「暴挙」発言やらヨーコ・オノさんのパフォーマンスから時代の流れを感じないではいられない。しかも朝日新聞が両氏を取り上げたのは「名の知れたわかりやすさ」が先に来ていて芸術至上論からは離れた立場。事実メニューヒンはこの時期には極端に技術が衰え、オノさんのパフォーマンスは一定のインパクトはあるものの、基本のできていない(美大でいうなら基礎課程をも修了できていない技量)僕の最も嫌いなアーティスト?に所属する。どうでもいいけれど割られた花瓶に責任は無い。景徳鎮の白磁の壷3000万円なら面白いが、まずどこにでもあるお土産でしょう。朝日もその程度だったと感じられてくるのは、もっと書かなければならないものがあるように思われたから。

 
 
 ところでarte.tvで配信されているウィーンのガラコンサートが面白いです。
 表現の豊かさ。芸術は確実に進化していると感じられる。