頭を空にする手続き

 降りしきる雨を見つめ、やはり後悔したくないし、夏場に働かなかった付けが今来ていて月末でお財布が空になりそうで、そういえば数日で期限の来る住民税も払っていないと思い出したりして(この際滞納すればいいだけの話)、それでも私はアーノンクール天地創造」を聴くと決断し、オークションで一番安い席を探し出し落札した。つまり明日私は再度サントリーホールに行くことにしました。
 こうなれば溜まったくだらない事務的手続きをさっさと終らせて少しでも頭を空にしてハイドンに臨みたいもので、とりあえず運転免許の更新のため、大雨の中傘を広げて二俣川の試験場に向かった。
 更新手続きと確定申告は何度経験しても面倒くさいのですが、というか、あのやる気の無い係員とのやり取りが嫌いで、嫌々ながら証紙を買い、目の検査をして、写真を撮り、今後絶対に開かない研修本を貰い、無駄な講習を受け、どういうわけか入り口前には必ず献血の車が止まっていて、それでも手続きが終了してしまえば不思議なもので私みたいな人間でも社会と繋がっているのだなと逃れられない国民としての自我に目覚めたりする。
 それでも行ってしまえば天気の悪い今日はこれまで混雑しかイメージできなかった試験場が空いていてスムーズに作業は流れたのですからラッキーだったみたい。
 帰宅後の作業は、月末請求書等の郵送、それから今度の土日が忙しいので不手際の無いように脳の訓練をだいたい15分程度。
 栄養のある食事もしました。
 とりあえず気になる作業は終了し、頭が空になったようです。
 では、こらから「天地創造」モードに入ります。
 
 そういえば「レコード芸術」を立ち読み致しました。
 サロネンのインタビュー記事。尊敬するマエストロ小澤の代役を快く受け、日本公演が楽しみみたいな内容だった。もう笑うしかない。