宮越屋珈琲

 宮越屋珈琲店をご存知でしょうか。
 2年前の冬大雪の日、北海道の札幌郊外見上げるとスキージャンプで有名な大倉山「あんな高いところから飛ぶなんて信じられない」の下辺り、詳しい説明もできないのですが、初めて宮越屋珈琲店に入った。
 自家焙煎として地元では有名らしいのですが、ネルドリップ式の香り高き一杯がとても温かく感じられた。
 この店の面白いのは、大きなマッキントッシュのスピーカーが置かれていて芯のある響きの音楽が流れていたこと。会話もできるから名曲喫茶ではないけれど、たぶんオーナーが本格的な音が好きなのかなと想像した。
 スピーカーはともかく、珈琲が美味しかったので鎌倉に帰宅してからホームページで確かめたら新橋にもあるらしく、サントリーホールに行く時に序に寄ってみようかなと考えていたけれど、少し駅から離れていたから、行かずにいてそのまま店の存在を忘れていた。
 今日仕事関係のナレーターとアポがあって、その人は煙草をやらない人で、何処に何があるか知らない町田だったのですがタイミングが悪くスターバックスが目の前にありまして、考えるのも面倒だったから何年ぶりかのスタバにイン。よく解らないけれどクリームだらけの心臓に悪そうな珈琲らしきものを飲んだ。
 その後仕事話が終わり帰宅しようかなと独り小田急線方面に向かうと、そこに宮越屋珈琲が現れたのです。
 私はそのまま宮越屋にイン。
 1階に大きなJBLのスピーカーがありましてジャズらしき音楽が鳴っていた。
 珈琲は最低でも650円だから、それなりのお値段ですが、美味しいから納得。
 お店には思った以上にお客さんがいた。
 ついでに豆を購入。
 濃い焙煎具合のコスタリカで200グラム。
 100グラム450円ですから安い。
 店がオープンしたのは昨年の10月とのこと。
 帰宅し夕食後買ってきたコスタリカを試しました。
 「まあまあ美味しいな」くらいだったのは、微妙に豆のサイズにバラつきがあり、そいつが微かな雑みとなり口の中に広がるような感じがした。
 それでもコスタリカ特有のビターチョコレートやブラックベリーみたいな泥臭さは楽しめる。
 もしかしたら自分の淹れかたに問題があるのかもしれません。
 明日、ベートーヴェン聴きながら飲みたいと思います。