ベートーヴェン「英雄」と川端先生。
来月、第一回川端康成忌が予定されて、参加しようと思っていましたが中止になりました。
16日は仏滅で結婚式の仕事も無くスケジュールが空いていたのです。
命日の17日日曜日も講演会が予定されていましたが、この日はどちらにしても大安だからお仕事である。
今年になってから演奏会に出掛けていなくて、お芝居を一度観ただけなのは音楽を聴く気持ちになれなかったからで、そろそろ何か鑑賞したいと思っていたら今回の地震でことごとく演奏会も中止。
そんな時にお能で日本人である誇りを獲得し、しかも川端先生だから観てみたかった。
川端先生は最も尊敬する文士で全集を所有は勿論、全てを読み、先生の自宅から自転車で5分程度の場所に常に意識しながら住んでおります。
しかし、こうして何でもかんでも中止になる世間の現状、仕方がないけれど、なんだかすっきりしない。
それでも昨日小林研一郎氏が演奏会を決行したと知り、曲を変更し、
追悼拍手無し・・涙を流している人もいたらしい。
この曲には葬送の楽章があるので、そこに意義を感じていたのですが、私は長年音楽を聴いてきたのにうっかりしていたのは、昨日はベートーヴェンの命日だったのだ。
その話を聞いただけで感動してしまい、「行けばよかった・・」
鶯がひっきりなしに鳴く。
桜ももう少し。
4月になる。