珈琲豆に脳が覚醒。いい音が聴きたい。

 藤沢に用事があったついでにいつもの珈琲屋さんで豆を買ってきました。
 まだ豆は2日分は残っていたのですが、ブログで紹介したブルーマウンテンにストレスを感じていたのです。
 店主「ブルーマウンテンは如何でしたか?」
 私「紅茶を飲んでいるような感じで、朝飲んでも目が覚めない。」
 店主「まさにそのとおりで、日東紅茶ティーバックみたいだったでしょう。」
 私「そこまでは思いませんでしたが、香りは良かったです。」
 店主「香りは確かに良いのですが、特徴が無さすぎでお客さんに説明もできないから困ります。あれがブルーマウンテンです。ところでお時間あれば何か珈琲を淹れましょう。」
 私「いいのですか?」
 店主「勿論です。今日はとても上手に焙煎できたコロンビア豆があります。酸味が苦手とおっしゃっていましたが、是非飲んでいただきたい。」
 なんてやり取りをして、数年ぶりにコロンビア珈琲を戴いた。
 確かに酸味は感じられたのですが、すっきりと脳が覚醒するような刺激と、赤ワインを飲んでいるような甘みが、苦さの彼方から程好く訪れるから「美味しい!」
 前に何処かの喫茶店でのコロンビアと随分違う。
 暫し雑談し、今回はコロンビア豆を200グラム、マンデリンがまだ焙煎されていなくて買えなかったから、似た苦味を求めてトラジャ200グラムにいたしました。
 帰宅し早速トラジャを一杯。
 パソコンひらくとフォノイコライザー製作者からメールがきていまして、
 「旅行に出かけていたので荷物を今日受け取りました。その後、調子はどうですか?」
 素直な感想を返信した。
 オーディオはノイズが鳴らないように工夫して接続していますが、あれから音楽聴きながら思うのは、前の接続方法でノイズがやってくるギリギリの状態での素晴しい鳴りっぷりがあまりに快感だったから、また元に戻そうかなと、気持ちが行ったり来たり。
 やっぱり今日の珈琲みたいなパンチのある音が聴きたいと考えを改めた。
 中庸の鑑賞方法をチョイスしたのはブルーマウンテンだったからだとしか思えない。