アフリカ豆

 システム手帳を見ながら1年の半分が経過したのだなと気がつきました。
 震災の影響から一時期仕事がキャンセル続きになり、いつもより質素な生活を強いられた数ヶ月だった。
 昨日珈琲買いに出掛けまして、今回はケニアタンザニアにしてみました。
 ケニアは昨年収穫された残り少ない最後の豆で、10日程前に焙煎したものなのでちょうど飲み頃。
 今年のケニア豆はその場で試飲させていただきましたが、焙煎したばかりのシティローストで煙っぽいややきつい香ばしさがある。
 そのまま数日寝かせれば独特の甘みが出てきそうな感じもするけれど、店主曰く「寝かせてみなければわからない。」そうで、試してみなければ結果なんかわからないと言う専門家の意見に好感を覚え素直な性格だなと思う。
 自分の仕事にしても実践しなければ結果なんか想定できないし、ただ一定のクオリティに関しては保障するだけの自信はある。
 今年のケニア豆は品質が良いそうで、大きさが均一で、つまり以前購入した貝殻豆はほとんど存在しないそうで、あいつを今後飲むのは難しいかもしれない。
 そんなこんなで、心静にアフリカ豆の余韻を楽しみたくなり昨年の豆にしてみましたが、次に買いに行くまでには高品質の今年の味と香りの結果説明も聞けるだろうからじっくり待ってみたいのです。
 もう一つのタンザニアピーベリーつまり平豆ではなく丸豆で、だいたい一つの実に一粒入っているかどうかの世界で邪魔者扱いされる事もあるけれど、ピーベリーだけを集めれば高級品として取引されたりする。
 ハンドピックがとても大変だろうが、職人拘りの手間は珈琲好きとしてはありがたく感じるのです。
 ケニア豆の半分位の大きさで、小さな丸い豆が美しく綺麗に揃っていて眺めているだけで楽しい気分になってくる。
 焙煎してまだ2日だそうで、来週末まで冷蔵庫で寝かせてから飲もうと思っています。
 今から飲み始めて日々変化を楽しむ方法もあるのですが、せっかくだしちょっと我慢してみます。
 珈琲の高騰が気になるところですが、どんなに生活費がピンチでもお茶と珈琲は高級志向と決めています。
 高級といっても珈琲代なんて喫茶店に行くよりは遥かに安価ですし、それに家で飲むほうが美味しい。