期限が近づいてきました。

 明日から来週にかけて今年度最高に仕事が忙しくなる。
 地震の後は仕事が悉くキャンセルになったのだから、有難いことなのですが、9日間で8件の司会と打ち合わせが3件で場所もバラバラなのだから体力的に大丈夫かなと心配になってきました。
 慣れもあるのか頭の中は混乱はしていない。
 しかし忙しくなったり暇になったり、いつものことですがバランスが悪い。
 来週は久しぶりに舞台での朗読。
 これはアマチュア合唱団とのコラボで、それ以外のシーンは所謂MCなのだけれど知らない音楽ばかりで当惑。
 正確には何処かで聴いたことがある曲ばかりなのだけれど、誰がいつ歌っていたのかも知らないのは普段クラシックばかりだから知識が全く役に立たなくてどうしたものか。
 先日稽古の場にお邪魔して自分にとって不安な朗読対称以外の曲を中心に聴かせていただき出番も確認して、あとは何をお話するか自分の問題だけ。
 それでも皆の唱を聴いたら年配の方々が多いのに吃驚するくらい力強くて元気だった。
 音楽は上手いとか下手とかは大切かもしれないけれど、はっきり言って指導者によって随分雰囲気が変わるのは、此処では常に押出しの強い歌唱が要求され「年配だから妥協しよう」みたいな感覚は無い。
 たぶん私が失敗しなければ感動的な舞台になると思います。
 その間にグルベローヴァのリサイタルがあって本当は聴きたいのですが、好きな世界の音楽を生で接すると翌日の疲労が尋常ではないと最近認識したので出掛けている場合ではないみたい。
 この合唱団と出会いはもう10年以上前で、1回目のコンサートから司会しているけれど、一番最初は司会じゃなくて「バスのパートが1人しかいなくて足りないから出てほしい。」で、結果当時ほぼ無名のミュージカル歌手と私が急遽参加することになったのでした。(彼はその1年後有名テレビ番組のレギュラーになった。)
 たしか文化の日?合唱祭かなにかで「帰れソレントへ」と歌劇ボエームから「冷たき手を」の2曲で、事前に楽譜を渡されて正直な感想は「バスってつまらないな・・お経みたい。」
 直前の稽古しか参加できないから自宅で憶えておくようにと先生に言われて、言葉は頭に入ったのに音楽がお経だからどうしても憶えられない。
 仕方が無いからそのままの状況で練習に参加したら、もう1人ヘルプのミュージカル歌手は逆さまで「音は取れたけれど言葉が憶えられない」という。
 歌手は直に音が記憶できて司会者は言葉だけを記憶できた・・これは笑い話だ。
 「だから2人合わせてちょうど良い。」と先生に伝えたら
 「お前ら・・ふざけんな!」と怒られた。
 本番はそれなりにどうにかなった。
 その後バスのパートは数名増えて合唱団らしくなって、今回で5回目の演奏会という流れ。
 あの時1人だったバスの紳士は数日前に体調を壊してしまい入院してしまったと知り心配になった。
 どうにかして良い演奏会にしなければならない。
 今回も出演するピアノ伴奏の女性から「元気!」とメールがあって、数日三重で本番だそうで相変わらずパワフルだから流石だな。