ミニライヴ

 土曜日から火曜日まで仕事一色だった。
 普段はのんびり生活しているから都度気持ちのスイッチが入るか不安でしたが、始めてしまえば如何にかなるもので、反省点多々あれど結果を踏まえて意識を次にスライドさせたい。
 それでも昨夜は相当に疲れていたのか目覚めたら12時間も経過していた。
 トイレが我慢できなくて起きた感じ。
 日曜日に神田伯剌西爾で買ってきたマンデリン珈琲を飲みながらテレビのスイッチ入れたら既に「みやねや」が始まっていて、朝食なのか昼食なのか或いは夕食かもしれない今日最初の食事。
 気がついたら外が暗くなってきた。
 一昨日の夕方取引先の神奈川県内某ホテルでスタッフのその場の思い付きから、いきなりロビーコンサートを催す事になり、チャペルで何時も演奏している歌手・バイオリン・ピアノ等の演奏家が中心になって30分程度のミニライヴで、そんなに大袈裟な内容も急にはできないけれど一曲ごとに解説?できる範囲内で司会をした。
 例えば最初がエルガーの「愛の挨拶」だったりですから、「これは作曲家が奥様にプレゼントした曲・・」だとかその程度の説明でたいした内容でもないのですが、音楽家とのコラボは単純に面白かった。
 対象のお客様はロビーの人たちで皆がそれぞれの目的があって、待ち合わせや食事やチェックイン等で元々音楽を聴く気分でもないでしょうから「いいのかな?」が正直な感想でしたが、やってみると実情は異なり人が集まってきてしまい(何故か従業員も)、音楽には力が宿っているのだろうが個人的には想定外だったので、その場の発想で最後の曲を残して一度お仕舞いにして、つまりその後に一曲アンコールのような形にしてみた。
 そいつは正解だったみたいで長い拍手が続いたのですから良かったのかな。
 終演後は「楽しかった。」とか「今度はいつ?」なんてお客様からお言葉を頂いたりして嬉しかった。
 音楽家の皆さんの経歴やら普段の活動等は詳しくは知りませんが、最近はお会いする度に何かしら話題に事欠かない関係になっていて、ソプラノの人とは同じ日に聴いたグルベローヴァの話で盛り上がったり、ピアノの女性は来月リサイタルで、カプースチンラフマニノフ&リスト他と凄いプログラムなのですが「まだ弾けない・・」とのこと。
 その感じ共感できるのは、数日後の自分の事を考えなければならないからで「まだ語れない・・」状況。
 明日グルベローヴァのリサイタルで、未練がましいがやっぱり聴きたいな。
 でも我慢しなければ。
 そういえば、ミニライヴ(ゲリラライヴかも)の時刻くらいに、バイエルンオペラ最終公演「ナクソス島のアリアドネ」も終わったのだろうなと思い出した。