衝撃「北の宿から」

 
 
 これまで写真や動画を否定していたのは言葉に拘り続ける意地だけだったのですが、「遂に禁断の問いを発す」エルザとローエングリンの関係みたいに大袈裟でもなく、極めて緩い行動である。
 16日の日曜日に埼玉県北本市文化センターで「混声合唱団ラトナ第5回演奏会」が行われまして、その司会をしてきたのですが、久しぶりに会ったピアニストの清水良枝さんと楽屋で雑談していたら
 「堀内君に見てもらいたい動画があって、youtubeで慈炎華(慈炎華・・と書いてジ・エンカと読む)と検索してほしい。私が伴奏しているの。それで感想聞かせて。」という。
 「来夢来人・・と書いてライムライトみたいですね。」なんて答えながら、話を聞くとそいつはクラシックと演歌のコラボで、グリーグのピアノ協奏曲が都はるみ「北の宿から」になっていると意味不明の説明で想像できない。
 なんでそんな話になったかというと、今回のプログラムの中に「荒城の月」があってピアノ伴奏部分がベートーヴェンの「月光」第1楽章に編曲されている奇妙な音楽なのですが、確か?青島・・と書いてブルーアイランドと読むが編曲している。
 それが美しい「荒城の月」かどうかはこの際関係がないのですが、音楽の専門家がドイツと日本の月光を結びつけた創意工夫は感じられて、「まあ、こういう世界があっても悪くはないかな。」が個人的な感想。
 それでゲネプロの時に改めて聴いてみたら、どういう訳か滝廉太郎は行方不明になってしまい、自分にはベートーヴェンしか聞こえてこないから、それを伝えたらその話になったということ。
 それで面白いのが、編曲者は「この曲とこの曲を合わせたい・・」と感覚を優先させて創作されているとのこと。
 なんで関係の無い音楽が1つの形になるのか演奏している清水さんにも理解できないみたいで、更に不思議な事に「北の宿から」に対し「北欧のグリーグ」という共時性に至っては理論を超越しているとしか考えられない。
 それで聴いてみたら、はっきり言って爆笑!
 なんだこれは?!
 まだ感想もなにも思い浮かばないけれど、ブログアップの許可というか、寧ろ書いてくれたら嬉しいそうだから動画公開となりました。
 10月30日の夜に杉並公会堂小ホールでこれらを含めた演奏会が行われます。
 仕事の関係で未定ですが堀内出没の可能性あります。
 
 「混声合唱団ラトナ第5回演奏会」については近々感想を書かせていただきます。