テノール馬鹿「マルティヌッチのハイC!」”見よこのように歌うのだ”

 どうしても人間の声に憧れてしまう。
 そこで新しい書庫「テノール馬鹿」を追加することにいたしました。
 オペラ好きといたしましては声の魅力を皆様にお伝えしたく、動画掲載に一歩踏み出したいとの思いです。
 「テノール馬鹿」とは舞台を中心に活躍してきた本物の歌手にのみ与えられる最大級の賛辞でございまして、条件として知名度は優先されませんし、この際芸術的である必要性はどうでもいい。
 ここでは、超人的な声だけが全てを欲求を満たすのです。
 つまりマスコミの対象になり、世界が認めた3代テナー等は「テノール馬鹿」の範疇には入れないのです。
 トリノ五輪で口パクしたり、指揮者になったり、歌えないのに高額なリサイタルを続ける等が、その明確な理由である。
 全てが私の独断と偏見によるチョイスとなるでしょうから、ご了承くださいませ。
 (今後バスバリトンと女性歌手も対象になるかもしれませんが、暫くはテノールを続けます。)
 
 第1回目は「二コラ・マルティヌッチのマスタークラス」であります。
 若手歌手にヴェルディトロヴァトーレ」の「見よ恐ろしい火を」をレッスンしている情景なのですが、生徒はハイCまで音を上げることができない。
 マルティヌッチ先生が見本を聴かせるのですが、その声!
 初回を飾るのに相応しい耳を劈く高音である。
 ではお聴きくださいませ。