パーヴォ・ヤルヴィがハンス・ロットをレコーディングしていた!

 
 なんとパーヴォ・ヤルヴィ&パリ管弦楽団がハンス・ロットを演奏している動画である。
 ついに大物指揮者によるまともなロットを聴くことができるのかなと期待して調べてみたら、驚いたこと既にCDが発売されているみたいで、正式には3月らしいのですが、タワーなんかには先行発売分が置かれているようです。
 ↑なんて思ったら、まだ予約段階で3月にならなければ買えないみたいで・・・残念!
 
 それでも音楽愛好家として冷静でいられない事件であり、直ぐにも入手したい。
 ただパリ管ではなく、ヤルヴィ&フランクフルト放送とのことですが、この際オケなんかはどこでもいい。
 巨匠ヤルヴィがレコーディングした事実だけが極めて重要なのです。
 とにかく随分時間が掛かりましたが、(作曲されて100年以上。これは涙の月日です。)ハンス・ロットが世間の知れる存在に近づいたのかもしれません。
 昨年の夏にロットについて調べ、ヴァイグレ指揮のCDを購入し、感想をこの「マーラー克服企画」に記事を載せたのですが、あれ以来トーンが落ちてしまい、私の中で燃え上がったムーブメントは瞬くうちに消え去ったのだった。
 この記事だけお読みの人は意味も理解できないかもしれませんが、今一度文章にするなら、マーラーと共にウィーンで学んだロットは才能のある作曲家で早世した。
 しかも発狂して精神病院に収容されて死んだのだから、かなり悲惨な人生。
 しかし、彼は交響曲を書き残していた。
 マーラーが第1交響曲をかく8年も前に・・・似ている・・・というか・・・まんまじゃん・・・言葉は悪いが私はマーラーのパクリ疑惑を提唱したいのです。
 「マーラー克服企画」はラトルの9番を聴いてしまってから頓挫していて、こうなると「マーラー疑惑企画」のような気分である。
 それをヤルヴィのCDでもう一度確認しなければ。
 日本で演奏しないかな。
 実演が聴きたい。
 
 私の書庫「マーラー克服企画」の一つ前の記事に具体的紹介文を記しているので、参考にしていただけると幸甚です。