レコード・6 音楽じゃないレコード、マンデリン珈琲と共に。

 
 
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 「N響アワー」が最終回だった。
 2週にわたり名場面集みたいな放送で、凄い指揮者ばかりだから興味深かった。
 Hシュタイン、マタチッチ、サヴァリッシュデュトワブロムシュテット、最後にスヴェトラーノフは想定外だったけれど、どれもN響とは思えない素晴らしい演奏ばかりで、毎回これくらいの内容なら定期会員になるだろうな。
 しかし最終回で池辺先生ダジャレ特集なんかやるのなら、モーツァルトの序曲くらい放送してもらいたかった。
 以前は毎月N響を生で聴いていたけれど、最近は全然出掛けていなくて、たぶん最後が一昨年秋のマリナー指揮のシューマンかもしれない。
 冷静に考えるとこの2年間渋谷に行ったのは2回だけだと思い出す。(あの街は精神を破壊する。)
 我家はいまだにBSの申し込みをしていなくて、このままでは来週から始まる「らららクラシック」と深夜の読響くらいしか音楽番組が無くなってしまうから、なんとなく今月でN響が解散するような気分である。
 ららら・・は観ないつもりである。(石田衣良は精神を破壊する。)
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 そんな気分で過去のN響定期演奏会に思いをはせるなら、それなりに沢山の名演に遭遇してきたことを思い出す。
 ☆アンドレ・ワッツのラフマニノフ2番。あれはもの凄い演奏で本当に吃驚したのですが、指揮は誰だっけ?全く記憶に無い。たぶん指揮者を忘れるくらいの名演だったのだ。
 ☆Hシュタインで「パルジファル」第3幕。ポール・エルミングとサルミネンが歌った。あれは泣きそうなくらい素晴らしいワグナーで、2日続けて聴きに行った。そう2日目は1階1列目マエストロの真下の席。
 ☆サヴァリッシュブラームス3番が思い出深い。楽屋口でサインを貰った。
 ☆スヴェトラーノフチャイコフスキー2番のピアノ協奏曲(チェルカスキー)&カリン二コフでしょう。
 ☆岩城さんの「冬の日の幻想」何故かサインを貰った。サインは行方不明。
 なんて考えるとやっぱり実演に接しないと、引退したり亡くなったりするから、少しは行動的にならないと。
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 レコードは何も音楽に限ったものでもあるまい。
 ゲーテ「ウェルテル」の朗読である。
 数年前神保町のレコード社本店で見つけた。(旧東ドイツのスピーカーで聴くのです。)
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 マンデリン珈琲の完成です。(今宵もベートーヴェンカップで。)