頂戴したCD
秘密の会で頂戴したCDを記しておきます。
奥左から、ドニゼッティ歌劇「ポリウート」全曲盤1960年ボットー指揮ミラノ・スカラ座ライヴ録音で、マリア・カラス、フランコ・コレルリ、エットーレ・バスティアニーニ。なんとまあ映画みたいなキャスティングで、特にバスティアニーニのファンとしては彼の残した全ての録音を入手したいと目標があるのですが、普通のショップで簡単に買える「ポリウート」は何故か買わずにいたので、今回は必然の出会いなのだと感じています。バスティアニーニに関して現在探している録音は、アメリカでのライヴ「道化師」モナコとの共演したものと、ヴェローナ音楽祭ライヴ「カルメン」でエスカミーリョを歌っているもの。なかなか見つからない。
続いて奥中央は、ジョルダーノ歌劇「フェドーラ」全曲盤1961年バジーレ指揮ナポリのサンカルロ劇場でのライヴ録音。これはレナータ・テバルディとジュゼッペ・ディ・ステファーノが共演している。この時代のイタリアオペラ界は本当に凄い歌手ばかりで驚かされる。
奥右は、ドニゼッティ歌劇「ロベルト・デヴェリュー」全曲1994年の録音で、エディタ・グルベローヴァのエリザベッタ、ご主人のフリードリッヒ・ハイダー指揮ストラスブールフィル&ラン・オペラ合唱団。昨年グルベローヴァの同作品に実演で接することができたのは一生の思い出。今年はウィーン国立来日公演で「アンナ・ボレーナ」の予定だからどうにかして聴きに行きたい。来週発売だったかな、調べておかないと。
以上の4作品は、ne○nemoさんがブックオフから買ってきてくれたもので、そのままの金額500円×4で私は購入した。
オペラ好きだった人が亡くなり、価値を知らない家族が持って行き、価値を知らない店員が棚に並べた典型的なブックオフ的悪循環で、我々が死者の思いを汲み取りCDに新たな命を与えたのです。美しい話だ。勝手な想像ですが間違いないでしょう。
以下グルグル交換です。
手前中央はハル○ウさんから、クリスティアン・ツィメルマンのショパン「バラード」4曲と「バルカローレ」、Fマイナーの「ファンタジー」1988年の有名な録音。ショパンはあんまり持っていないので有り難く頂戴しました。それでF・Jさんのお気に入りらしい「バルカローレ」つまり舟歌を聴いてみたのですが、素晴らしい演奏です。ツィメルマンは2回実演で聴いているのですが、その時に何を聴いたのか全く記憶が無いのですから、私は寝ていたのかもしれない。
手前右はLo○eeさんから、1959年の録音フランクの交響曲&1961年録音ストラヴィンスキー「ぺトルーシュカ」で、ピエール・モントゥー指揮ボストン交響楽団。こういうCDは本当に買わないのですが、実情としては誰もが知っている名盤らしいから受け入れないわけにはいくまい。さっきまで珈琲飲みながらフランクを聴いていた。フランクの交響曲にはブラジル珈琲が合う。
社会的な諸事情により写真には入れませんでしたが、P先輩からは3枚頂戴した。ヌブーのショーソン「詩曲」、ドヴュッシー「ソナタ」、ラベル「ハバネラ風小品」、Rシュトラウス「ソナタ」、ショパン「ノクターン」、ファリャ「スペイン舞曲」、デイニーク「ホラ・スタッカート」聴かない世界ばかり。それとアーノンクール&ウィーンフィルのモーツァルト交響曲39番、ドヴォルザーク「新世界」、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの演奏でモーツァルト「ポストホルン・セレナーデ」でした。「ポストホルン・セレナーデ」凄い演奏。もう一度アーノンクールの演奏会に行きたい。
個々に記事にしようと考えていましたが聴くだけでも大変なので・・とにかく感謝申し上げます。
詩的な文章にしたかったのですが、ただ書いているだけで草臥れてしまいました。
次回からは詩人になりたい。
この章はお仕舞い。