過去記事の消去とB級グルメ

 自分で書いた過去の記事を読んでいたら、嫌な文章が多くてうんざりしてしまった。
 その中で特に酷いと思われるものをチマチマ削除する最低最悪の作業を続けたら、結果として20くらいボリュームが減った。ブログ上では過去が消せる。
 昨日はやたら電話が鳴った。有難いことに仕事の依頼ばかりなのですが、そいつは通常ではありえない数だから、あまりに暇だったので全部で幾らのギャラになったのか計算してみた。仮に毎日これだけのオファーがあればの話ですが、サッカー選手ジュビロ磐田前田遼一中日ドラゴンズのネルソンと同じ位ということが判明した。
 非常に解りづらい比較対象で、電卓を弾いた自分が一番理解できていないけれど、年俸制度のスポーツ選手に当てはめて考えてみたいと誰もが考えるだろうし、夢なくして人は生きてゆくことはできない。
 先日藤沢駅近くの宝くじ売り場の前を歩いていたら『○億円!ここから出ました。』って書かれていて、そこは一般市民階級のスーパーマーケットの入口にある小屋みたいな場所で、彼岸だったからだと思うけれど横の花屋で菊ばかりが特売になっている現状を鑑み、夢と死が直結しているような奇妙な錯覚を覚えた。
 ちなみにここで年末ジャンボを10枚買ったら1枚が3,000円の当たり。非常に珍しく黒字。
 このスーパーは僕が生まれる前から(たぶん)存在していて全体はビルなのですが、入口が1階だったはずなのに中に入れば地下1階?みたいな迷路のような構造になっていて、恐らく初めての人は迷う可能性が高いように思われる。
 迷わず奥に進めば庶民の味方の中華料理店がある。
 名前は古久屋(こくや)。
 店舗入口に蝋細工食品サンプルがあって、その中から食べたいものを選んで先に支払いを済ませる。
 いまどき食券を受け取り注文の品を待つとはあんまり無いのではなかろうか。
 レトロな椅子とテーブル。
 油がこびりついた緑や赤の照明が凄すぎる。昭和というより戦後ってこういう感じだったのかな。三島由紀夫の「永すぎた春」とか「仮面の告白」みたいな作品に出てきそうなカフェの照明はこんなのかな?とか考える。
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 しかしながら、ここは美味いし、安いのだ。
 サイドメニューの春巻きが輝いている。揚げたての熱々だから火傷に注意しながらサクリとやる。
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 今回は五目焼きそばを注文。
 評判が良いのか、いつ行ってもだいたい席が埋まっていて、面白いのは買物ついでに年配のご婦人が醤油ベースの懐かしいラーメンを食している。これが藤沢っていうイメージなのです。
 鎌倉駅の近くにある調味料や果物なんかが充実している高級スーパーの2階に喫茶店があって、たぶんあの辺りでは一番美味しいドリップコーヒーが飲めるのですが、同じ買物ついででもカウンター席に座ったマダムが遠くを見ている雰囲気。「名前は敬子。ご主人はエリート官僚、今年お嬢様が女子大を卒業された。そして自宅の敷地に馬みたいな大きな犬がいる。幸せとは・・」とか、僕は勝手に物語を作る。
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 ああ、週末、月末、年度末。
 今日は電話が鳴らなかった。