Konosの珈琲ミルを入手(その1)

 以前から欲しかったKonos(河野)製のコーヒーミルを入手しました。オークションで7,000円代。
 一見こんなもの何処でも買えそうな雰囲気だけれど、既にメーカーで生産されていないお宝ミルなのです。
 現在konosは円錐形のドリッパーが有名で愛用しているのですが、ミルに関しては電動式のものしか販売されていない。おそらくこれは1970年~1980年くらいの物だとおもいます。ほぼ新品状態の完全動作品に安堵した。
 つまり買おうとしたら、オークションか骨董屋に行くしか方法がないかと思う。
 会社名は珈琲サイフォン株式会社。ヤフオク「Konoコーヒーミル」を検索すれば落札金額の安さがわかります。
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 手動のミルといえば、プジョー、ザッセンハウス、カリタ、ハリオあたりが有名なのだけれど、なんで中古の河野なのか?ここには深い理由(ワケ)があるのです。決定的なのは刃の構造が全く異なるのです。
 下の写真参。星形のような数枚の刃が重なるように見える。これは摩擦熱を最低限に抑えながら豆を上手い具合に押し潰し、驚くほど均等にムラなく粉々にしてくれる。そしてハンドルを回せば誰もが気がつく豊かな香りは他者のミルでは再現できない。実は冷静でいられないくらい高性能で、いちいち豆を挽く度に感動している今日この頃。
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 不思議に感じていたのは、こんな優れたミルを河野が作らなくなってしまった理由だけれど、とあるカフェのマスターが河野のトップに問い合わせたところ、金型がもうないらしく、作り直すのに20,000,000円は掛かるから採算が合わないとのこと。
 僕が初めて手動ミルを使い始めたのは20歳の時で、叔母が成人式のお祝いに何か買ってくれることになって、ザッセンハウスのミルをリクエストしたのだった。「変な物欲しいのね?」と言われた。そいつが数年前に壊れてしまい、仕方がないからカリタを自分で買って使用していた。どうやらカリタ時代が俺の味覚を狂わせた。
 変な例えだけれど、プジョー=パ○管、ザッセンハウス=バイ○ルン国立、ハリオ=イ○ラエルPO、カリタ=N○K響のような感じがしている。そんでもって河野=ベ○リンPO。そのくらい違うのだ。
 世間でス○ーバッ○スが増加しているように、最近の器具世界ではハ○オがジワジワと増殖していて、そういう珈琲を飲むたびに心臓が痛くなる。たぶん経営者はモ○ドでフ○ーメ○ソン。要するに○○なのだ。○○は○○○で○○○だから○○なのです。
 書くのに疲れてきたので珈琲タイムにします。
 その2に続く。