食材の問題

 台風が気になって天気予報ばかり見ていましたが、どうにか大丈夫そうなので安心しました。
 午後から仕事なのだけれど今秋は台風に振り回されてばかり。
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 先日いつもの珈琲屋さんに出かけたら、噂には聞いていた他の常連客さんと遭遇し、流れから名刺交換。
 この人は一級建築士なのですが、ご自宅は奥様が運営している家庭雑貨のお店があって、大半は図面書いているでしょううが、そちらもお手伝いしているとのこと。
 そのお店で数名の陶芸家による作品を展示即売し、珈琲をサービスする企画が今日26日から始まる。
 タイトルは「珈琲の時間」とのこと。「初日に台風直撃です。」と笑っていたけれど、HP見てみればお洒落でスマートな仕事ぶり、普段からお店で販売されている暮らしの道具もセンスがあるように感じられた。
 彼は珈琲のアドバイスを受けるべく豆屋に来ていたのだけれど、イベントで何をを提供するかの話に巻き込まれてしまい、実験は楽しいとマウス・モルモットの如く、次々と味の異なる配合のブレンド珈琲を飲むことになってしまった。合計で6~7杯は飲んだと思う。いくら好きでも、気持ちが悪くなるギリギリの状態だった。しかしながら勉強になったのは、産地により全然味が違うのだから世界は広いと感じてしまった。
 それで思い出したことがあって、数年前にサントリーホール横のビル最上階に会員制の高級レストランで、マネージャーが友人で、ややこしいから細かな説明はしないけれど、ワインの飲み比べクイズみたいな事をしたことがあった。僕は仕事の立場で進行役だったのだけれど(前夜デキャンターした安いスペインワインが答えだった)レストランやホテルの関係者、その中には何人もソムリエや料理人がいたのに全員が答えを導き出せず、約50人中当選したのがワインの世界と無関係な女性2人だけだった。思わずマイクを通して「レストラン、ホテルマン!特にソムリエ!なにやってんだよ!」と叫んでしまって会場大爆笑。彼らが言うには「デキャンターしたらわからないよ。」だそうだけれど、そんなものなのか?今以って美味しいか不味いの判断も曖昧な素人の僕には理解できない世界。
 関係ないけれど、この会員制倶楽部はセキュリティが煩くて、入口でいちいち名前と要件を聞かれて面倒だった。それでもなかなか来れない場所だからと、喫煙コーナーになっていたバーに入り込んで勝手にメニューを広げてみたら、なんとまあ凄い食材のオンパレードで、しかも恐ろしいことに金額の表記がない。そういうメニューを初めて見た。パンフレットに特別会員の名前が書かれていて、有名化学者やら宮様だから金額表記そのものが失礼なのかもしれない。僕がここで食事をするチャンスなんか一生無いだろうけれど、芝海老が○○海老だったりは絶対有り得ないことだけは確かである。
 基本的に自治問題やら宗教の話等は語らない書かないが個人的に決めたブログのテーマなのですが、関西の会社が運営するホテルでの食材偽装は大問題だと感じているから少し書きます。
 鮮魚の定義は判断が微妙かもとテレビで誰かが言葉にしていたけれど、僕の考えでは鮮魚じゃない魚を冷凍という。他にもブランド豚と表記しているのに違う豚だったり、牛肉に油を注入するは、九条ネギが普通のネギだったり、鱒の卵がトビウオだったり、挙句の果てに社長は従業員と業者の責任みたいな弁明し「偽装ではない認識」とは、馬鹿言ってんじゃない。ああいうホテルを利用してはいけない。
 それに本当に美味しく調理提供しているのか疑問に感じる。というのも特別な食材でなくても、よほど酷いものじゃなければそこそこ美味しい料理は作れるはずで、あれは自信がないからブランドに頼るように思えてならない。
 つまり美味しくないのだと思う。
 ※他の真面目に仕事しているホテルに対して失礼な話。