北海道の珈琲
年末から年始にかけて北海道の石狩に出没いたしました。
いわゆる北の海の幸オンパレードは、それはそれは贅沢な品々。不覚にも雲丹と毛蟹の撮影を忘れた。
「まあまあ、遠慮しないで沢山飲みなさい!」
お土産の日本酒はほとんど自分で飲んでしまったような気がする。数日間で5キロ位体重が増加した感じ。
元旦の昼過ぎ、買物ついでに札幌の「宮越屋珈琲店」に入った。
北海道というのは独自の珈琲文化があって、丁寧にドリップしたストレートを時間をかけて飲む習慣があるみたい。聞くところによればド○ールやス○バは待ち合わせ程度の店で、珈琲を飲む場所は宮越屋や、最近ではトクミツ珈琲とのこと。
今回は短期滞在だったので謎の行動をする時間が無くて、せめてあと一日あれば「ウィーン」という名曲喫茶や、すすきの辺りの炉辺焼きに行けたのに少々残念な気分である。
珈琲に関しては、こちらからブラジル豆を持参してカフェのオーナーの如く北の家族セピアに飲んでいただいたが、普段から泥水のように濃い珈琲ばかり好んでいるもんだから、そのまま提供したらびっくりしてしまうと考えて、ノーマルなものを抽出した。皆「おいしい!」と言葉にしてくれたから安心はしたけれど、薄さからこちらは禁断症状に近い状況。それで、宮越屋という展開だったのです。
最初にマンデリンを注文。美味しくいただいた。
供されたものは大き目のミルクピッチャーに珈琲とミルクが同じ量に別々だから「面白い!」と思ってしまった。
関係ない話だが、僕の席から視界に入る場所に全身ギラギラとドルチェ・アンド・ガ○~ナな男がいて、チョコレートパフェみたいなものをストローを銜えてチュルチュルと飲んでいた。その後ドルチェ・アンド・ガ○~ナは葉巻を吸い始めた。約20分後、ドルチェ・アンド・ガ○~ナは茶髪の女性と街の喧騒の中に姿を消した。なにが言いたいかというと、チュルチュルはいかがなものか・・
この曲を独立して演奏すると、なんだか俗っぽい感じがしてしまう。音楽か?詩か?この課題は大切だけれど、オペラが苦手な人だったにしても試練というほどの長さでもない。ささやかな大人の遊戯は、この作品に限っていえば、あくまで個人的な思いだけれど、やや文学的な気がしなくもない。ところがバレンボイムの表現は骨太だが詩情豊かとは言えないだろうし、音楽的とも言えない中庸を進む曖昧な雰囲気。この人はシュトラウスと無縁なのだなと思った。
翌朝、千歳からグラグラ揺られながらフライト。
さっき、ニューイヤー・オペラ・コンサートを観た。
歌心は微かにトリを飾った藤村さんかな?「アリアドネ」から最初のシーン。
あとは皆が歌合戦状態で見苦しい。日本のオペラは当分パス。いつまで経過しても変化の無い体勢。
2014年が始まりました。明日は仕事。